ノルディックスキー複合のホープ、渡部兄弟があづみのセンチュリーライドに参加した。 |
高校生時代にトリノオリンピックに出場。若くして日本代表として世界を転戦してきた彼がソチで獲得した銀メダルは、最終局面での激しい一対一の先頭争いもあり大きな話題となりました。また、弟の善斗選手も、中学時代から世界を転戦する日本のホープ。ノルディック複合日本代表としてソチに参加し、個人では15位、暁斗選手らと組んだ団体では5位となりました。
ノルディックスキー複合の未来を担う渡部兄弟が、5月24日(日)に開催した「アルプスあづみのセンチュリーライド」に参加されました。ノルディックスキーの魅力やソチの裏側、そして自転車との関わりについて、2人にお話を伺いました。
― ソチ五輪で活躍した渡部暁斗さん、善斗さんご兄弟とお会いできて光栄です。まずは、スキー競技との出会いを教えてください。
ソチでノルディック複合20年ぶりのメダル日本にもたらした渡部暁斗選手 |
渡部善斗さん(YW):「僕は、外堀をだんだんと埋められていった感じです。白馬にジャンプ台ができて、選手が練習しに来るようになると、まず母親が見に行くようになりました。そして、暁斗や周りの友だちもジャンプを始めて… ある日、ひょんなことからジャンプの見学に行かされたんです。見るだけだと思っていたのですが、結局飛ばされました(苦笑) 帰りがけには、『来週も来るよな?』とコーチに言われて… さらに、いつの間にか必要書類も提出されていて、チームに参加していました
― スキーのジャンプってそんなに身近なものなんですね。
AW「そうですね。学校の授業でジャンプがあるくらいです。校庭に10mくらいのジャンプ台があることが多いですね。冬には2週間ほどの『ジャンプ週間』があって、そのときは男女学年問わず、みんなジャンプしますよ。