お知らせ


【お知らせ】

スペシャライズド公式オンラインストアが2015年9月29日(火)午前10時にオープンいたします!

公式オンラインストアのURL: specialized-onlinestore.jp  

あわせて新しい公式ブログも同時にオープン。

新公式ブログURL:specialized-onlinestore.jp/contents/blog 

今後はこちらの新しいブログから、最新情報を定期的にお届けいたします。

2013年5月31日金曜日

【梨絵レポート】本気であづみのセンチュリーライド楽しんできました!




みなさん、こんにちは。小田島梨絵です。
SPECIALIZEDプレゼンツ・アルプスあづみのセンチュリーライド 2013」、通称AACRへ参加しました。

3月から女子向けにセンチュリーライド対策の走行会やお茶会を行い、このイベントに向けてテンションを上げていったので「いよいよ本番!」といった気持ち。イベントというのはエントリーしたその日から楽しみが始まっていますね。
大会前日、土曜日から始まる受付に先立って、午前中に女子だけでいく「ランチライド」を開催しました。「せっかく安曇野まで来たんだから、おいしいお蕎麦を食べに行こう!」ということで、1時間弱足を回しながらお蕎麦屋さんを目指します。さっそく目前に現れた美しいアルプスの景観に癒されつつ、移動でむくんだ脚の老廃物を流す気持ち良いライド。今大会プロデューサーでもあるバイクランチのオーナー、鈴木雷太さんお勧めの古民家お蕎麦屋さんでのんびりとランチをいただきました。参加くださったのは前述の対策イベントに参加してくれたメンバー、「スペシャライズド、春の自転車小旅行」で見事AACR出走権をゲットして関西方面から単独で来てくださった方、そして親子で参加してくれたママでした。このライドが、新しいお友達ができるきっかけとなっていたら幸いです!これからもSPECIALIZEDは女子イベントを継続して女子の盛り上がりの場をつくっていきますね!
 
さて、翌日26日日曜日は、朝からセンチュリーライド!私は160㎞にエントリーしました。日の出とともに起床して6時に出発する仲間を見送りつつ、おにぎり、カステラ、オレンジジュース、ゆで卵などのエネルギーたっぷりの食事をとってロングライドに備えます。スペシャライズド・ジャパンの社長や社員、私や竹谷さんら契約ライダーは10名以上の集団となって720分ごろにスタート。交通の安全上、4名ずつのスタートが基本ですが、チームで参加の場合は、常識の範囲内で融通してもらえるので一緒に走れますよ。
「最初はゆっくりね」と念を押したものの、竹谷さんの「ゆっくり」は速すぎる~。さっそく集団はチリジリになり、レースの様相(笑)。第1エイドで地元特産の信濃銘菓「あずさ」と黒糖の湯多里饅頭、バナナをポケットに補給したところで走力別に班を再編成。私はコンセプトストア神宮前店の女性スタッフUBBYのペースを上げて、6時スタートの仲間に追いつくことを目標に走り始めました。途中からオリンピアンでスペシャライズド営業の安藤さんも合流してくれて、一緒にアシスト。それぞれの体力をうまく共有してペースをキープする集団走行はロードでしかできない楽しみですね。


前を追うとはいえ、センチュリーライドで一番大切なのはエイドでの補給!初心者もベテランも、みなさましっかりと水分や塩分を補給しましょう。AACRでは、地元の方が多くの手作り補給食を用意してくれて、暖かく出迎えてくれます。特に大町温泉温泉郷エイドでは、本当にたくさんの種類のお漬物が用意されていて、ライド中のからだに本当にしみる~。補給食やお水を地元の方が手渡してくれる愛情たっぷりのエイドは、センチュリーライドの醍醐味です!

さて、途中にある各絶景ポイントでは、写真を撮ったりして旅気分もしっかり味わいました。コースには達成感の味わえる登りもあり、しっかりと距離もあり、斜度がきつすぎるでもなく、緩すぎるでもない絶妙な設定。2つの特に大きなピークを越え、白馬のジャンプ場が見えた時は感動!こちらのエイドでは紫米おにぎりと豚汁がいただけました。紫米って、こんなに甘いんですね。このあたりまで来ると、脚が痙攣する人もではじめるのですが、準備されているコールドスプレーやストレッチマットを駆使して、なんとか復路へ!

「もう疲れてきたし、一定ペースで、協調して・・・」なんて考えはぬるすぎるのか、サドルにまたがったらもう子供!アタック合戦!なSPECIALIZED列車なのでした~。ゆっくりと自転車で風景を楽しむセンチュリーライドとは若干イメージが違うけど、気の合う仲間と参加するならこんなのも、アリですよね?これも信号や交通量の少ない安曇野の道だからこそできることかな。帰りの大町エイドでは楽しみにしていた味噌おにぎりをゲット。味噌もむちゃくちゃおいしいんだけど、おにぎりのお米の美味しさに感激!さらに牧場に寄ってソフトクリームを食べつつ、合計8時間ほどで160㎞を完走しました。

あ~脚もお腹もパンパン。アルプスの絵画のような景色も澄んだ空気もたくさんいただきました。素敵な一日を一緒に作り上げていった参加者の皆さん、実行委員会のみなさん、多くのボランティアの方々、本当にありがとうございました!

小田島梨絵


2013年5月17日金曜日

目指せAACR完走!攻略お茶会 梨絵レポート



こんばんは。小田島梨絵です。
5月15日、水曜日の夜に、「目指せAACR完走!攻略お茶会」を開催しました。

お仕事帰りの18時半にコンセプトストアに集合し、そこからみんなでカフェへ移動。時間も時間なので夕食とちょこっとアルコールもたしなみつつ、もうすぐ迎えるアルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)の完走に向けた作戦会議を行いました。

女子が目指すパーフェクトは「完走」だけじゃない!「完食」も目指します(笑)。どのエイドではどんな美味しいものが用意されているのかをチェックしつつ、全てのエイドに寄ってなおかつ制限時間内に走りきるペース配分などを作戦会議。去年160kmを完走された方からのアドバイスや、去年エイドで楽しみすぎて残念ながら白馬ジャンプ台まで制限時間内にたどり着けず、手前折り返しの120kmとなってしまったストアスタッフUBBYのポラールデータを見ながら反省点をチェック。みんなだいたい当日の時間配分イメージはできましたね!
今回参加できなかった人も自分が与えられた制限時間から休憩するであろう時間を差し引いて、大体の平均時速を割り出してみましょう。思ったよりもテンポ良く休憩時間を切り上げて走っていかないと完走は難しそうです。

さて、イベント前に情報収集したり、対策を考えたりすること自体に新鮮味を感じた人もいたようです。せっかくのイベント参加ですから、準備段階にも時間をかけたほうが長~く楽しめますよ。

準備といえば「どんなウエアで行こう??」というのが一番にでた質問。先日行われたAACRの下見ライド写真を見ると半袖とハーフパンツで走っているようですね。私は肌寒い朝は半袖ジャージの下に長袖ウールのアンダーウエアを着ておいて、途中のエイドで暖かくなったら脱ごうかなと思っています。最終的にはイベント前日に安曇野や白馬のお天気情報をチェックしましょう。また、晴れていても薄手のウィンドブレーカーをポケットに忍ばせておくのはいつでもマスト。休憩時や下りで体を冷やすとその後の走り出しで「体が重い~」なんてことになりかねないので注意して下さいね。

その他に今からできることといえば食事のコントロール。イベント2~3日前からは消化に負担のかかる脂肪分の多いものは控え、たんぱく質もやや控えめにして、その分炭水化物(ごはん、パスタ)をたくさん取りましょう。数日前から負荷をを抑えた元気な胃腸と、たっぷり蓄えた炭水化物は運動のエネルギー源。最後まで元気に走りきるコツですよ。当日の朝はおにぎりとオレンジジュースがお勧めメニュー。朝がとても早いので、前日までにしっかり炭水化物を蓄えているならバナナとかもう少し食べやすいものでも代用できます。朝ごはんをしっかり食べられなかった人は、スタート30分~1時間後などかなり早い段階から補給食を摂り始めてください。

私も当日は160km走りますし、前日はSPECIALIZEDのブースにいますので気軽に声をかけてくださいね。では次回はアルプスの美しい景色の中でお会いしましょう~。

梨絵

2013年5月7日火曜日

第29回全日本トライアスロン宮古島大会レースレポート by 小松亮



こんにちは。スペシャライズド・ジャパンの小松です。
今年も宮古島を皮切りに、いよいよ2013年のトライアスロンシーズン開幕です。
今年の一番の目標は8月のアイアンマンカナダでKONAのスロットを獲得すること。カナダには日本人だけで、私より強い選手が既に3名エントリーしています。熾烈なスロット争いになると思います。

トライアスロンは自分との闘いと言われますが、KONAを目指す選手にとっては他人にも勝つ必要があります。その前哨戦が宮古島。自分より強い同年代の選手がやはり3名います。彼らに勝って表彰台に上り、カナダへの足がかりとなるレースとしたかった。。。。と、過去形になっていますので、結果は芳しくなかったこと一目瞭然です。

というのは、本大会、私は残念ながらバイク終了時点でリタイアしました。競技を続けていれば、常に良い結果ばかりとは限りません。いい時も悪い時もあります。ただ、結果が悪いときの自分の気持ちを書きとどめておくことも、今後に役立つと思い心を奮い立たせてレポートを執筆しております。

2か月ほど前より、ランの練習をするたびに踵が痛くなりました。当初はしばらくすれば治るだろうとほっておき、ラン練習をしても、練習開始から5分くらいすると踵の痛みも和らいできたので、大丈夫だと楽観視していました。しかし、4月に入り軽いジョギングをしても強烈な痛みに襲われたため、大事をとりレース前はランの練習を大幅に控えてきました。SwimBikeではなんともなく、普段の生活にも支障がないので、ぶっつけ本番でも何とかなるであろうと軽く考えていました。宮古で結果を出すために昨年11月よりトレーニングを開始し、SwimBikeに関しては4月にしては過去最高の仕上がり、今までの反省も踏まえランも相当強化し踵の爆弾を抱えているものの、心の中では結構自信がありました。



レース前日から、強風が吹き荒れ、明日のSwimはどうなるんだとうかと心配でした。当日もその強風は収まる気配なし。Swim会場を浜から眺めると沖は白波が立っています。また、浜から見てもSwimコースの1/3ほどは強烈な逆潮がはっきりみてとれます。私のように荒れた海でSwimの経験がある選手にとっては差を広げる絶好のチャンスですが、Swimを不得意とする選手にとっては安全にかかわる状況であったと言ってもよいかもしれません。心の中では荒れろ、荒れろと祈っていましたが、朝6時半大会主催者からラン(6.5KM)→ バイク(155KM) → ラン(42KM)のデュアスロンに変更になるとアナウンスがありました。

予想していたことですが、さすがに落ち込んでいます。前日は海も凪いでいたのですが...。
さて、気を取り直して第1集 団の前方でスタートを待ちます。最初のランはできるだけ抑えて脚を使わないようにと頭では理解しておりましたが、制御不能でスタートすると集団について いってしまいました。心臓には負担のかからないペースでしたが、なんとなく踵に違和感を感じます。やばいと思いながら、いつか痛みもとれるだろうと気持ち を切り替えるしかありません。



T1終了直後ランニングシューズを脱ぎ、数百メートル先のBikeの置き場まで裸足で走っていきます。踵が非常に痛く、左足をかばいながらの小走りになってしまいました。仕方ないですが、これがまずかったと思います。


私の周りにはあまりBikeが残っていません。やはり、SwimがないとBikeスタート時点でかなりのハンディとなります。スタートしてから強烈な向い風、気持ちがなえます。抜かしても抜かしてもBikeがいっぱいあるので、前のBikeをロックオンして、一気に抜かす、それだけを気持ちのよりどころとしてきました。時折強烈な風によりBikeが吹っ飛ばされそうになります。ただ、Bikeに乗り始めてから1時間くらいすると、踵が痛くなってきました。それでも、抜かす相手はたくさんいます。Swimがあれば、Bikeで抜かす必要のない選手も多くいます。東平安名崎の折り返し地点付近より益々踵が痛くなり、このまま痛みを我慢して走り切るべきかどうか自問自答するようになりました。前方に全くBikeが見えなく、一人ぼっちでいると余計その気持ちが強くなります。


登り坂ではダンシングすると踵に激痛が走り、右足だけでこぐような状況。2週目に入りまたまた向い風を浴びるとよけいに気持ちがなえます。ペダルを漕ぐだけでここまで痛いので、マラソンやったら踵の状態はもっと悪くなること明白です。順位を目指すトライアスロンは今年のアイアンマンカナダで最後にするつもりでいるので、これ以上状態を悪くさせることはできないと判断し2回目に池間橋を渡る際にBikeだけは終わらせてリタイヤしようと決断しました。そう決断してしまうと、残りのBike区間全力でがんばろう!!という気持ちもなえてしまいましたが。。。。


T2に戻り、Bikeからおりますが走ることができません。ゆっくり歩いて(周りの人はなんで歩いているんだろうと、不思議そうに見ておりましたが)BikeラックにSHIVを掛け、ランニングシューズに履き替えてマーシャルにリタイヤを告げます。Bikeのラップだけは計測したいとの旨伝えると、手前にあった計測ラインを越えてくださいとのこと。ピッと音が鳴り、私の宮古島レースが終了しました。初めてのDNF


第一ラン終了時は96位、バイク終了時は33位、バイクラップは29位でした。Bike終了時の順位は昨年の21位より大幅にダウン。。。


自宅に戻った翌日に病院に行きました。足底筋膜炎と診断されました。しばらくランニングはできないですね。ストレッチをしたりして、人一倍体のケアはしてきたつもりですが、ちょっとショックです。今後は怪我とも仲良く付き合いながら競技をしていかなければならないようです。カナダには間に合わせないといけませんが、焦りは禁物。禁物。


ゴールデンウイークは充電期間に充てて、その後再度、そして最後の挑戦をすることにします。