お知らせ


【お知らせ】

スペシャライズド公式オンラインストアが2015年9月29日(火)午前10時にオープンいたします!

公式オンラインストアのURL: specialized-onlinestore.jp  

あわせて新しい公式ブログも同時にオープン。

新公式ブログURL:specialized-onlinestore.jp/contents/blog 

今後はこちらの新しいブログから、最新情報を定期的にお届けいたします。

2015年8月28日金曜日

アーロン・グウィン、2015年ダウンヒルワールドカップチャンプに


カリフォルニア出身のアーロン・グウィンはイタリア、ヴァル・デ・ソーレで開催されたUCIワールドカップダウンヒル最終戦で優勝し、シリーズ総合優勝を果たしました。レオガングでのチェーンレス・ヴィクトリーをふくむ驚異的なライディングを多く見せ、最高のダウンヒラーとして記憶に残るシーズンを終えました。

調子が良いときのグウィンは、ただただ異次元であり、総合優勝にふさわしい確実な走りを次々と見せました。彼はルルドでのWC開幕戦で約4秒差を付けて優勝してから、それ以来リードを保ってきました。 



スペシャライズドにとっても、グウィンをはじめとしたDHチームの活躍は最高のものでした。


グウィンがフィニッシュラインを通過した瞬間から、彼の顔からは笑みがこぼれていました。歓喜に叫ぶグウィンと、彼を祝うチームメイトやスタッフは興奮を隠せませんでした。


2015年8月21日金曜日

最新のエアロロードバイク「S-Works VENGE ViAS」をつくった男、クリス・ユー インタビュー 前編


最新鋭のエアロロードバイク「S-Works VENGE ViAS」をはじめ、「S-Works 6 Roadシューズ」や「Evade GCスキンスーツ」の開発をリードしたクリス・ユーが先日、イベントのため来日しました。 #Aeroiseverything のハッシュタグとともに寄せられた質問に答えるYoutubeビデオシリーズに出ているので、クリスの顔を見たことがある方は多いと思います。

製品に関する話題はYoutubeクリップや専門誌へお任せするとして、当ブログではクリス自身について、また仕事や自転車に対する彼の考えを聞きました。今回は、その前編です。ぜひご覧ください:


SPECIALIED JAPAN(以下、SJ): まずは、自己紹介をお願いします。 

Chris Yu (以下、CY): クリス・ユーです。

スペシャライズドにおける僕の仕事は、エアロダイナミクス研究をリードすること。バイクはもちろん、ほとんどのエキップメントの設計に影響する空力特性に関する研究です。また、エアロダイナミクスはプロ選手にとって、とても大切なことですので、スペシャライズドのサポート選手あるいはチームと協議することも多いです。

両親も自転車に乗るので、小さい頃から週末になると家族でライドしていました。自転車に熱中する日々でしたが、将来は飛行機をデザインする仕事に就くことが夢でした。小中高と変わらず持ち続けたその夢の実現のために、カリフォルニア工科大学へ進学した僕は、風洞実験や空気力学関連の授業履修に明け暮れました。その後、スタンフォード大学院に進み、航空学の博士号を取得しました。勉強や実験で忙殺される日々が続きましたが、大学のサイクリングチームに所属していました。

スタンフォードでの学生生活が終わりに近づいたころ、スペシャライズドの社員が同サイクリングチームを訪れました。一緒にライドしながら、彼女は当時取り組んでいた製品開発について話をしてくれました。その内容はとても刺激的なものでした。僕にとっては学生時代を通じて学んできた専門知識と、愛する自転車の両方を追求できる仕事だからです。その出会いをきっかけに、スペシャライズドとそこに働くスタッフと交流を持つようになりました。

ある日、スペシャライズドでエアロダイナミクス研究をやらないか、と誘いをうけました。初日からその実験に立ち会うためにシアトルのウィンドトンネルへ飛びました。本社とはまったく無縁の実験施設で最初の仕事に手をつけてから、もう4年経ちます。

2015年8月18日火曜日

9月5日(土)& 9月6日(日)女性のためのライドイベントを開催します!@淀川河川公園


私たちスペシャライズドは、スポーツバイクを楽しみたい女性を応援します!
今回は、ついに関東を飛び出し、大阪にて開催いたします。今回は大阪2DAYS!内容もレベルに合わせて以下のように少し異なったものを企画しております。

スポーツバイクをご用意していますので、お持ちでない方もお気軽にご参加いただけます。もちろんご自身の愛車でのご参加も可能です。
また、男性向けスポーツバイクの試乗会も同時開催いたしますので、男性の皆さまも、ぜひご一緒にお越しください。

イベント開催日や会場、その他の詳細情報については以下に記載するお申込みページをご覧ください。
みなさまと一緒に走れるのを楽しみにしています!

9月5日(土)初心者~中級者向け『女性のためのやさしいライド』(往復約20km)
【対象】:スポーツバイクに興味のある女性
【予定時間】:10:30~14:30

9月6日(日)初心者向け『はじめてのスポーツバイク、女性のためのやさしいライド』(往復約15km)
【対象】:スポーツバイクに興味のある女性、または購入後半年以内の女性
【予定時間】: 9:30~15:00

(両日共通)

【内容】:スポーツバイクのレクチャーの後は、カフェまで走ってみましょう!
女性スタッフ3名が一緒に走ります。
【バイク】:スペシャライズドの女性向けロードバイクをご用意します。
     お手持ちの愛車でのご参加も可能です。(もちろんスペシャライズドバイク以外でもOK!)
【料金】:レンタルバイクあり¥4,500 / レンタルバイクなし¥4,000 ともに保険・消費税・ランチ込・うれしいお土産付き
【定員】:両日各10名(予定)
【お申込み】:
     9月5日(土) http://ptix.co/1MZN4nZ
     9月6日(日)http://ptix.co/1IVyHda

【場所】:淀川河川公園 太子橋地区
【住所】:大阪府大阪市旭区太子橋2丁目
【アクセス】:地下鉄谷町線 太子橋今市 下車 徒歩10分

関連記事:
はじめてのスポーツバイク、女性のためのやさしいライド@彩湖 丸山八智代レポート(2015年5月8日)

2015年8月15日土曜日

グウェン・ヨルゲンセンとエリート・トライアスロン集団「ウロンゴン・ウィザーズ」

グウェン・ヨルゲンセンは女子トライアスロン界において、最高のパフォーマンスを見せる選手。彼女は今シーズンも快進撃を続けており、ワールドトライアスロンシリーズ(WTS)で現在11勝中。2016年リオデジャネイロ五輪まで首位の座を保とうと努力しています。



スペインのヴィットリアで行われた3日間のトレーニングキャンプ。ここはグウェンと、ジェイミー・ターナーが指導するトレーニンググループの夏のベース地なのです。彼ら・彼女らは通称「ウロンゴン・ウィザーズ」と呼ばれており、ジェイミーズ・エンジェルという女性のみのグループがさらなる進化のために男性メンバーを呼び入れた、エリートトライアスロン集団です。

ウロンゴン・ウィザーズのツイッターアカウント(@gongwizards)の紹介文:「魔法のトライアスロン学校。魔法をお見せします


過去三年間で、グウェンはコーチの都合により、ランニングを二日間行わなかった以外、驚くほど着実にトレーニングをこなしてきました。ヴィットリアでの彼女の一日は、サルブルア公園での朝のランニングから始まります。ここには、ランニングに最適な柔らかい路面のトレイルが、張り巡らされているのです。



2015年8月13日木曜日

リオ五輪トライアスロン テストイベント

国際トライアスロン連合(ITU)は、2016年リオ五輪のテストイベントを8月2日(日)に開催しました。


その舞台となったのは、かのコパカバーナ海岸です。このレースは、各国連盟のリオ五輪出場選考会にもなり、トライアスロン界では今年、最重要レースの一つとして数えられています。週末は、スペシャライズドには素晴らしいものとなりました。女子では1、2位、男子では1,2,3位と表彰台を独占です。


グウェン・ヨルゲンセンの機材が用意されたトランジッションエリアは、嵐の前のように静まり返っていました。そして午前 9時、女子レースがスタート。まずは、コパカバーナ湾1周1,500mを泳ぎます。


グウェン、ノン・スタンフォード、そしてバルバラ・リベロスを含む先頭集団は、いつになく大きなものでした。

GWINNING IN WINDHAM


レース会場は、快走を遂げたひとりの選手の話でもちきりでした。彼と、彼のバイクはセオリーを無視したスピードと迫力で駆け抜け、期待を凌駕し、今シーズンにおいてもっとも難易度の高いコースで、後続に3.5秒差もつけて優勝しました。異次元の走りでした。



DHの実況でお馴染みロブ・ワーナーは、世界最高峰のライダーたちが、目視でのライン選択が不可能なほど一面を覆った赤い砂埃の中を、てこずりながら走るのを見届けたら、喉がすっかりカラカラになっていました。ウィンダムはニューヨーク州にあるスキーリゾートで、ここでは2010年8月以来、毎年ワールドカップが開催されています。

「今まで見た中で、一、二を争う走りだと言えるよ」と、アーロン・グウィンがフィニッシュ後に、彼を触ろうと詰め寄る観衆とハイファイブをしている間、ロブはそう締めくくりました。


2015年8月12日水曜日

手探りの旅:ボリビア

自転車の魅力のひとつに、旅、あるいは距離にして、およそ自分の脚では到達できない目的地に向かうことが挙げられます。ロードバイクやクロスバイクといったツーリング性、機動性に優れたツールでなく、ファットバイクで起伏と不確定要素に富んだ国、ボリビアを走るのは、間違いなく「冒険」と言えるでしょう。


Yonder Journal(ヨンダー・ジャーナル)のクルーが挑戦したボリビアの旅。舞台となったのはアンデス山脈。控えめに言っても「過酷」だったルートを進行したこの旅では「運」がキーワードでした。

しかし、運ほど予知できないものは他にあるのでしょうか?この力、考え、あるいは空想の一つひとつが気まぐれに変化することで、時の権力者らは多大な影響を受け、帝国は崩壊してきました。

運を信じないというひとも少なくないけれど、それは熱心な合理主義者、数字だけを信じるひと、幸運はこじつけだと考えている確率の専門家といったひどく少数の人々。「それは俗説であり、信仰であり、信念である」と。しかし、どうもそれだけではないように思えるでしょう。

それでは、運とは何なのか? 

幸運と不運は単純な数学ではなく、運の捉え方は、例えばそれが力であると言うひともいれば、意思である言うひともいます。運の定義は様々ですし、それは経験から編み出されるものです。ただ、運は当てにするべきではないけれど、常に必要なものです。



ダニエル・パスリー、カイル・フォン・ヘッツェンドルフ、そしてジェームス・クロウの3人と筆者が旅のクルー。ダニエルと私はYonder Journal を運営しています。ダニエルは写真を撮り、冗談を飛ばし、事細かに考えを巡らせ、人が嫌がる仕事をし、何でも知ろうとするタイプ。ジェームスはカナダから南米最南端までのウエストアメリカと呼ばれる地域を1年にわたりモーターサイクルで往復する旅行から最近帰ってきたばかり。この真新しい経験に加え、ジェームスは自転車レースを好むウィスラー育ちの一流のクリエイターであり、強情な性格と「やってやろう」という精神の持ち主であります。 

先日の旅から、ジェームスのお気に入りスポットリストにボリビアがはいったようでした。彼は旅行中に出会った賢くて旅慣れた放浪カップルに電話をし、今回Yonder Journalがいく旅の目的地を「コルディレラ アポロバンバス」という見事な山脈と、その近くの多少有名らしいルートに決めました。

その場所では娯楽的な活動がほとんど行われていなかったため、情報は乏しく、計画は多くの推測を要したけれども... しかも、そこではかつて激しい反米感情が渦巻き、決して平穏な土地ではありませんでした。

そんなこともあり、インフラはまったくと言って良いほど整っていないはず。「きっと良くなっているはずさ」と、楽観視できる理由は私たちにはありませんでした。

2015年8月10日月曜日

クロウィーと過ごした3日間


トライアスロン界のレジェンド、クレイグ・クロウィー・アレクサンダーとのコロラド州ボルダーで実施したトレーニング。そのとき聞いた、彼の言葉といくつかのイメージをドキュメントしました。それは生々しく、すべてが時系列に並んだわけではないけれど、記録されたすべてが、知恵の塊のようでした。

こんな具合です:


 「脈拍はまるで酸素濃度計のよう。実際、自分の心臓の動きと、どれぐらい酸素があるのかを伝えてくれるんだ。だから、高地トレーニングがどれぐらい刺激になるのかということがわかるんだね。

最初は標高5000フィート(約1.500m)で寝て、ここまで車で上がってきた。そのときの酸素量は99%だった。つまり海抜0mにいるみたいなものさ。体が対応して赤血球が増えていく。ボルダーでもよく起こることだよ。ここから上げるなら、体をもっと対応させていくなら、もう少し高いところで、体をもう少し余分にストレッチさせてやるといいのさ。

さっきやったんだけど、おかげで今は、酸素量は80%中盤になっている。そうすると、脳は酸素が足りていないと、赤血球を増やすようにとメッセージを送る。これが高地トレーニングの基本なんだ」

2015年8月7日金曜日

この夏は、ここで乗ろう!夏のお勧めライド・スポット 長野県(安曇野市〜池田町)編

この夏、皆さまは旅行に行きますか?ロードバイクやクロスバイクと一緒に旅に出れば、滞在先での行動範囲もぐっと広がります。

特に暑さの厳しいこの時期は、せっかくの休日も早朝か夕方にライド時間を制限しがち。お盆などまとまった休みがとれるチャンスには、涼しくて、ライドしていて気持ちいい場所を探したい。前回の北海道・東北・能登編に引き続き、今回は長野県。話しを伺ったのはライターの齋藤むつみさん。先日、長野県に移住した彼女に、信州でこの夏乗りたいおすすめスポットを聞きました。

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真夏のライドを楽しむためには、日焼け対策や、気温の高い時間帯を避けて早朝に走るなど一工夫が必要です。その中でも最もオススメな暑さ対策は、涼しい高原を走ること! まとまった時間が取れる夏の休暇には、愛車とともに小旅行気分で避暑地ライドを楽しみましょう。

今回紹介するのは、関東圏からの避暑地としては、スポーツサイクルに関わらずとも定番の「信州」から。5月にはスペシャライズド社がメインスポンサーを務める人気のロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド」で通る長野県安曇野市は、スペシャライズドオーナーにはすでにお馴染みの土地かもしれません。北アルプスの麓にのどかな田園地帯が広がる安曇野市は、初心者に優しいコースも、坂道が大好きな中・上級者にもうってつけのコースも、雄大な自然の景色とともに楽しめます。

「アルプスあづみのセンチュリーライド」では北アルプス側の山に沿った山麓線を走り、白馬へ向かいますが、安曇野市を走るなら、地元サイクリストが好んで走る東側の山々もオススメ。今回は北アルプスと安曇野の景観を楽しめる3つのビューポイントを紹介します。


1つ目は篠ノ井線の明科駅からすぐアクセスできる長峰山(標高933m)。曲がりくねった山道の先にある展望台から、雄大な北アルプスの山々と安曇野市が一望できる絶好のビューポイントです。明科駅からは6.6km、標高約400m差で、平均勾配は約6%と程よい走りごたえを感じながら上りを楽しめるのではないでしょうか。


2つ目は、安曇野市から県道51号線で繋がる隣の池田町の大峰高原です。春夏秋冬、様々な色合いで魅了する「7色大カエデ」が有名で、テレビ番組の撮影地としても名を馳せました。大カエデまでは51号沿いの池田町町役場から300mほど上ります。そして、まもなく標高1000mの大峰高原に到着です。大峰高原は木々のトンネルを抜けながらしばしフラットな涼しい高原ライドを楽しめ、北アルプスを望めるビュースポットも見逃せません。


大峰高原を抜けると唐花見湿原のある国道55号線に出ます。元来た道を戻るのも予定次第ですが、すぐにトンネルが見える左のルートを行けば、信濃大町駅(大糸線)まで続いており、そのトンネルを抜けてすぐ先に見える北アルプスの景色もキレイなのです。

そして3つ目は、北アルプス展望美術館(池田町立美術館)がある、丘の上の「あづみ野池田クラフトパーク」です。標高は634mと、偶然にも東京スカイツリーの高さと同じ。園内は自転車の乗り入れができませんが、少々園内を歩いてでも見たい美しい景観がそこにあります。池田町が日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す「日本でもっとも美しい村」連合に加盟しているのも納得です。


明科駅をスタート&フィニッシュとして3つのビュースポットをつないで走ると、約70kmほどのコースになります。観光地である安曇野市は、ゆっくり過ごせる宿泊施設が多く、温泉旅館やペンション、グループならば森のなかのコテージを1棟借りるなど、スタイルに合わせて選択肢が豊富です。お気に入りのベースを見つけ、そこに合わせてコースを作ると良いでしょう。この夏、信州の高原ライドを安曇野市・池田町で楽しんでみてはいかがでしょうか。

(アクセス)

安曇野市へは、マイカー利用の場合は長野道安曇野ICへ。鉄道を利用する場合は、新宿駅から松本駅まで特急あずさを利用し、松本からは篠ノ井線または大糸線で3時間半〜4時間ほど。東京駅からは長野駅まで北陸(長野)新幹線でおおよそ1時間30分。長野駅からは篠ノ井線で1時間ほどで明科駅・田沢駅に到着します。また、大阪・名古屋方面からも中央西線で松本駅までアクセスは容易です。 

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いかがでしたか?
関東はもとより、関西からも比較的アクセスの良い長野県。すでにサイクリストにとってメジャースポットですが、おいしい食事にのどかな景色、そして走りやすい環境が整う信州エリアはやはり外せませんね。

【筆者紹介】:
齋藤むつみ
ライター・編集者。自動車業界へ入るも、自転車への愛情から自転車専門誌のライターに転身。10年以上のライド歴を持つ。

関連記事:
この夏は、ここで乗ろう!夏のお勧めライド・スポット 北海道・岩手・能登半島編(2015年8月3日)

2015年8月6日木曜日

手探りの旅:パイユート峠、シエラ・ネバダ

自転車での旅こそ、ライドの核心のひとつではないか?装備を最低限にとどめて、ロードバイクであれMTBであれ、必要なものだけ持って走る。小さい頃は近所を走り回るだけでも大冒険だったし、大人になればプランする楽しさが加わる。年を重ねるごとに世界は不条理になるけれども、バイクと旅は私たちを裏切らない。

こちらの記事は、Yonder Journal(ヨンダー・ジャーナル)とスペシャライズドが行った、アメリカの名峰シエラネバダ山脈での旅の記録です。


シエラネバダ山脈は、カリフォルニアの東側に沿って北から南に400マイルにわたって続きます。高く、荒削りで、手ごわく、信じ難い美しさを持つこの山脈は、三畳紀に地下で形成され、その後、過去数百万年におよぶ構造的過程によって地球のマントルから押し出された巨大な花崗岩の塊です。その花崗岩は崩れることはありません。永遠に続く自らの寿命への報復に、夕方の地平線を横切って明るい深紅色をばらまきながら、一日の終わりに、沈む太陽をかき切るのでしょう。




この地方の有名な美しさ、そしてカリフォルニアに生きるひとの貪欲なアウトドア精神にもかかわらず、この山脈の大半は、未踏のままで、訪れる人もめったにいません。そのハイシエラは登るのが困難です。そこにある道路のほぼすべてが行き止まりで、山脈を横断する道路はわずかしかありません。冬の間、シエラの東を目指す人々は、その周囲を南のモハーベへ迂回するか、北のタホ湖を超えなければなりません。夏には、ソノーラ峠、ティオガ峠、ウォーカー峠を越えるか、あるいは時代遅れのホイールでは敷石と泥にはまりこむシャーマン峠を越えることができるので、わずかに時間を短縮されます。しかし、このすべてが冬には閉ざされます。かつては、他の、もっと素晴らしいルートがありました。フレズノとビショップの沿岸、そしてネバダ、中西部とその先をつなぐ山脈を横切る道です。この「夢」はルート168と呼ばれました。

2015年8月5日水曜日

第25回シマノ・バイカーズフェスティバル:丸山八智代レポート

こんにちは、丸山八智代です。


真っ青な空とジリジリと肌を焦がす高原の太陽。これぞ夏!っというような暑い2日間。 25周年を迎えた「シマノ・バイカーズフェスティバル」に参加しました。

ツーリングから本格的なレースまで、たくさんのカテゴリーに分かれており、子供から大人まで、大自然のなかで自転車を楽しめるイベントです。

富士見パノラマリゾートを舞台に、たくさんの笑顔とドキドキハラハラを見ることができました。 私は今年もシマノサポートライダーによる実践クリニックとMTBクリニックを担当させて頂きました。


元チームメイトで現Patrol mountain FJCの清水一輝選手(写真、右)と一緒にクリニックを行いました。 ブレーキレバーの位置について、話をさせて頂きました。レッスン後はシマノブースで調整して、バッチリセッティング完了! これからも楽しくMTBに乗ってくださいね。


早朝にも関わらずレースコースの実践レッスンではたくさんのキッズが参加してくれました。 チームブリジストンアンカーの沢田時選手と一緒にコースレクチャーを行いました。 みんな元気でしたね。コース場に現れた巨大立体交差橋を勢いよく駆け上がっていました。

当社を騙る偽通販サイトにご注意ください



スペシャライズドを装った悪質な偽通販サイトが複数開設されております。

当社公式ウェブサイトなどから商品画像などの情報を無断転載・掲載しておりますが、これら偽サイトと当社とは一切の関わりはございません。

スペシャライズドのバイク及びフレームは、店頭での対面販売のみとなっております。

偽サイトを利用されますと、皆さまの個人情報が不正に取得されたり、 商品代金振込後も商品が届かない、偽の商品が送りつけられるなどの被害にあう可能性が考えられます。十分にご注意ください。

万が一、偽通販サイトをご利用された場合、以下のような公的相談窓口をご利用ください:

都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧:
http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
国民生活センター越境消費者センター:
http://www.cb-ccj.caa.go.jp/
など

ご注意ください。

スペシャライズド・ジャパン

2015年8月4日火曜日

第25回シマノ・バイカーズ・フェスティバル:藤田翔也レポート


スペシャライズドMTBテストライダーの藤田翔也です。

7月26日(土)27日(日)の2日間にわたり開催した「第25回シマノ・バイカーズ・フェスティバル」に参加しました。これは年に一度行われる、国内最大規模のMTB草レースイベント。 毎年多くのサイクリストが集まる、真夏の名物大会です。


ノンアルコール飲料を飲んでテンションを上げ、TTBブースへ。セッティングやバイク特性などのアドバイスをさせて頂きました。

そして2日間で2つの種目に参加しました。 まずは7月26日(土)に行われた「DHエンデューロレース」。


ダウンヒル、クロスカントリーの要素を組み合わせたコース距離3km、高低差210mのタイムトライアル形式の個人レースです。 下り基調のコースレイアウトとはいえ、コース中盤から後半にかけてキツイ登り返し区間が待ち構えているため、バイク選択も重要なポイントになります。 

2015年8月3日月曜日

この夏は、ここで乗ろう!夏のお勧めライド・スポット 北海道・岩手・能登半島編

ロードバイクやクロスバイク、そして最低限の装備を用意して、涼しい場所へ旅行へ出る... そんな妄想とともに走る灼熱のランチライドはからだに堪えます。いや、暑いですね...

お盆が近いこの時期は、数日間とまとまった休みが取れる方も多いと思います。この夏、気持ちよくライドができるスポットを探してみてはいかがでしょうか?

今回、北海道・東北エリアでこの時期おすすめのライドスポットを、「にわサイクリングツアーズ」を主催する丹羽隆志さんに伺いました。

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夏の北海道を走ってみたい! それは本州以南のサイクリストにとって、ひとつの夢ではないだろうか?

そこでおススメしたいのが、道東(北海道東部)の弟子屈町(てしかがちょう)をベースとして、毎日、いろいろな方角に走ってみることだ。

毎日、移動しながら走るのもよいのだが、荷物をどうする? 雨が降ったら? などなどクリアすべき“壁”も多数。一か所の同じ宿に滞在すれば、荷物は部屋に広げたまま、洗濯物も干しっぱなしでいい。今日は疲れたから、あるいは雨だから、部屋で休もう、ということも簡単にできる。走行時の荷物が少ないのも大きい。

弟子屈から美幌峠を越え、女満別方面に行くと、幾重にも続く丘の風景となる

ベースを弟子屈町にするのは、風景の変化が大きいからだ。北は日本最大のカルデラである屈斜路湖(実はこれ、ほとんど知られていない)や摩周湖、女満別の丘が待っている。東に向かうと根釧台地の広大な牧草地、そしてその道の果てには北方領土を望める根室海峡が広がる。西にはヒルクライマーが狂喜する阿寒の原生林、南は釧路湿原など、日によって風景が異なるサイクリングを楽しめる。また、弟子屈町界隈は温泉が多いこともうれしい。

日々のルートは50㎞と手軽なものから、200㎞を越えるチャレンジングなループまで設定可能。さらに輪行(列車移動)を交えれば、知床や日本最東端(島を除く)の根室半島納沙布岬などもターゲットとなる。

弟子屈でのサイクリストフレンドリーなホテルはこちら。

ホテル摩周
住所:〒088-3203 北海道川上郡弟子屈町湯の島2丁目3-22   
電話:015-482-2141
URL: http://www.hotel-masyu.com/

日数:3~5日

アクセス:釧路空港からバスで釧路市内へ。JR釧網本線・釧路駅から最寄りの摩周駅へ

北上川の流れは穏やかで、水量の豊富さを感じるだろう
続いては、東北の母なる北上川沿い・イーハトーブの花巻から世界遺産・平泉へ。