世界のトップ・トライアスリートが日本に集結するトライアスロンファン必見のレース「ITU YOKOHAMA 2015」が5月16日(土)に神奈川県横浜市にて開催。グウェン・ヨルゲンセンがエリート女子の部を、ハビエル・ゴメスがエリート男子の部それぞれで優勝しました。
「雨という悪条件だったので、バイクパートはかなり気を使わないといけませんでした。できる限り、前に位置してクラッシュに巻き込まれないようにしました。後ろで様々な音がしていたけれど、誰かが落ちたのか… とにかく安全に走ることが大事でした」。
横浜の勝利で、シリーズ9戦連続優勝。雨で肌寒い横浜の朝。特にバイクパートが懸念要素となったものの、最終的には後続に1分近く差をつけての独走。満面の笑みでゴールテープを切りました。
「ここ横浜が、リオ五輪に向けて最後の10kの実戦トレーニングでした。だから良い結果を求めましたし、自分を奮い立たせて一生懸命に走りました」。「自分ができることにただ集中しました。泳いで、乗って、走る… 他人はコントロールできませんので、自分自身をいかにコントロールするのか集中しました。2015年シーズンの大きな目標は、リオの出場権を獲得すること。リオに向けてのテストイベントでトップ8に入る必要がありますし、アメリカ人として1位か2位に位置しなくてはいけません」 ―グウェン・ヨルゲンセン
男子の部ではハビエル・ゴメスが、好敵手アリスター・ブランリーとの苛烈な最終スプリントを制して優勝。WTS2015年シーズン最初の勝利であり、ワールドシリーズ総合順位においても後続に差をつけました。
「恐らく現役トライアスリートとして最強のランナーであるアリスターとマリオ(・モラ)と対峙しました。調子は良かったですし、最後の局面でもパワーが残っていたのを感じました。ゴール2km前で2人を引き離そうとスパートをかけましたが、アリスターを振り切ることができませんでした。勝負は最後の200mまでもつれ込みました。私もアリスターもそこまで死力を尽くしましたから、何が起こってもおかしくない状況でした。ラッキーなことに、少しだけ私のほうが彼よりパワーを残していたようです。2015シーズン、最初の勝利は特別なものになりました」。
「4月のケープタウンも良いレースでした(2位)。ゴールドコーストも、オークランドもそうです。表彰台に上がるのはもちろん良い気分ですが、やはりその頂上に立つのは素晴らしいことです。誰よりも速く走れたというのは自信になります。素晴らしいレース、そして素晴らしいシリーズになりました。数名が勝利しているという白熱したシリーズ戦ですし、今後の展開が楽しみですね」
― ハビエル・ゴメス
次のWTSの舞台は英国ロンドン。開催日は5月30日です。
関連記事:
トライアスロン・シーンに輝く女性、グウェン・ヨルゲンセンに迫る(2015年4月23日)
ハイパフォーマンスサドルの新しい形:POWER SADDLE(2015年3月4日)
0 件のコメント:
コメントを投稿