スペインのヴィットリアで行われた3日間のトレーニングキャンプ。ここはグウェンと、ジェイミー・ターナーが指導するトレーニンググループの夏のベース地なのです。彼ら・彼女らは通称「ウロンゴン・ウィザーズ」と呼ばれており、ジェイミーズ・エンジェルという女性のみのグループがさらなる進化のために男性メンバーを呼び入れた、エリートトライアスロン集団です。
ウロンゴン・ウィザーズのツイッターアカウント(@gongwizards)の紹介文:「魔法のトライアスロン学校。魔法をお見せします」
過去三年間で、グウェンはコーチの都合により、ランニングを二日間行わなかった以外、驚くほど着実にトレーニングをこなしてきました。ヴィットリアでの彼女の一日は、サルブルア公園での朝のランニングから始まります。ここには、ランニングに最適な柔らかい路面のトレイルが、張り巡らされているのです。
「ランニングとひんぱんな水泳練習という意味で、いくつかの選択肢がある場所を探していたんです。2009年に下見で訪れたとき、このすばらしい土地を見つけられたのがとてもうれしくて、それ以来、毎年滞在しています」
-ジェイミー・ターナー、コーチ
ウィザーズは街から出やすい場所に滞在しており、彼らのアパートとバスク地方の閑静な道路の間には、ラウンドアバウトがいくつかあるだけです。
「ライバルと一緒にトレーニングをすることで、彼らの日常を観察できるので、より高みを目指すことができます」
-グウェン・ヨルゲンセン
本物の友情はこのグループ内で見聞きされます。彼らは日常的に、洞察やモチベーションを出し合い、共有し、切磋琢磨しています。グループは毎週金曜日の朝に、実際のレースを想定して、水泳を行っています。このトレーニングのために数名がウィザーズに加わり、本番さながらのトレーニングが展開されているのです!
「基本的に、オーストラリア人とカナダ人のグループで、その中にトライアスロンカナダが提案した合同モデルが存在します。これにより、グウェンなどのアスリートが参加できるのです」
-ライアン・ベイリー、ウィザードのトレーニングパートナー
「グウェンのやることすべては、勝利に焦点が当てられています。中途半端は存在しません」
-シャーロット・マクシェーン
「今のグウェンに弱点はありませんよ。今シーズンの彼女のバイク能力は、信じられないステージに到達しているように思えます。昨年は数回ほど、バイク中の脚力不足を露呈しましたが、今年はバイクを彼女の強みに変えようと努力してきました。」
-ライアン・ベイリー
「リオに出場して金メダルを獲りたいですが、どうなるかはわかりません。
正直言うと、私はたくさんの子供や犬に囲まれた大きな家庭を、夫のパトリックと築きたいんです。でも、私のキャリアは明日終わってしまうかもしれませんし、これはアスリートとしての宿命です。やるからには、楽しもうと思います」
-グウェン・ヨルゲンセン
グウェンは最近、リオトライアスロンテストイベントで勝利し、アメリカ代表枠を獲得しました。数日間の休暇をとり、次のWTS二戦は見送ります。9月18日には、地元シカゴでの最終戦で皆が見守る中、最高のスタートを切り、世界王座防衛のために戦います。
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