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2015年8月3日月曜日

この夏は、ここで乗ろう!夏のお勧めライド・スポット 北海道・岩手・能登半島編

ロードバイクやクロスバイク、そして最低限の装備を用意して、涼しい場所へ旅行へ出る... そんな妄想とともに走る灼熱のランチライドはからだに堪えます。いや、暑いですね...

お盆が近いこの時期は、数日間とまとまった休みが取れる方も多いと思います。この夏、気持ちよくライドができるスポットを探してみてはいかがでしょうか?

今回、北海道・東北エリアでこの時期おすすめのライドスポットを、「にわサイクリングツアーズ」を主催する丹羽隆志さんに伺いました。

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夏の北海道を走ってみたい! それは本州以南のサイクリストにとって、ひとつの夢ではないだろうか?

そこでおススメしたいのが、道東(北海道東部)の弟子屈町(てしかがちょう)をベースとして、毎日、いろいろな方角に走ってみることだ。

毎日、移動しながら走るのもよいのだが、荷物をどうする? 雨が降ったら? などなどクリアすべき“壁”も多数。一か所の同じ宿に滞在すれば、荷物は部屋に広げたまま、洗濯物も干しっぱなしでいい。今日は疲れたから、あるいは雨だから、部屋で休もう、ということも簡単にできる。走行時の荷物が少ないのも大きい。

弟子屈から美幌峠を越え、女満別方面に行くと、幾重にも続く丘の風景となる

ベースを弟子屈町にするのは、風景の変化が大きいからだ。北は日本最大のカルデラである屈斜路湖(実はこれ、ほとんど知られていない)や摩周湖、女満別の丘が待っている。東に向かうと根釧台地の広大な牧草地、そしてその道の果てには北方領土を望める根室海峡が広がる。西にはヒルクライマーが狂喜する阿寒の原生林、南は釧路湿原など、日によって風景が異なるサイクリングを楽しめる。また、弟子屈町界隈は温泉が多いこともうれしい。

日々のルートは50㎞と手軽なものから、200㎞を越えるチャレンジングなループまで設定可能。さらに輪行(列車移動)を交えれば、知床や日本最東端(島を除く)の根室半島納沙布岬などもターゲットとなる。

弟子屈でのサイクリストフレンドリーなホテルはこちら。

ホテル摩周
住所:〒088-3203 北海道川上郡弟子屈町湯の島2丁目3-22   
電話:015-482-2141
URL: http://www.hotel-masyu.com/

日数:3~5日

アクセス:釧路空港からバスで釧路市内へ。JR釧網本線・釧路駅から最寄りの摩周駅へ

北上川の流れは穏やかで、水量の豊富さを感じるだろう
続いては、東北の母なる北上川沿い・イーハトーブの花巻から世界遺産・平泉へ。



北上川は東北で最も長く(249㎞)で、全国でも4番目に長い川。水量の多さと、勾配の緩さが、他の多くの川と大きく異なり、「大陸的」とさえ感じるほど。川沿いは北上花巻温泉自転車道があり、それ以外にも堤防上に交通量の少ない道が続いている。

スタートは花巻から。東北新幹線の新花巻で下車すれば、首都圏等からのアクセスも容易だ。花巻は詩人にして童話作家でもあった宮沢賢治が、イーハトーブと称した理想郷。宮沢賢治の足跡を訪ねて花巻を走るのも楽しいだろう。さて、郊外と町中を自転車で巡り、北上川沿いに出よう。

川沿いからは田園の風景がなんとも美しい。富士山が見えるなど、象徴的なポイントがあるわけではないが、日本古来のさりげない美しさを感じるだろう。途中には酒蔵なども点在するので訪ねたり(試飲は禁止ですよ)、前沢牛を食べたりするのも良い。

世界文化遺産の平泉はゆっくり回りたいところ。花巻から80㎞という距離を考えると、ここで一泊するのがおススメ。

平泉の中尊寺、毛越寺などをめぐり、奥州藤原氏とその浄土思想を感じてみよう。黄金に輝く中尊寺金色堂は、特に必見だ。ゴールは東北本線の平泉か(在来線の場合)、さらに10㎞ほど走って東北新幹線の一関駅だ。

日数:1~2日

走行距離:約95㎞

アクセス:行き・帰りとも東北新幹線が便利

砂浜沿いをロードバイクでも走れる千里浜なぎさのハイウェイ
最後にご紹介するのは城下町金沢と能登半島一周だ。

能登の魅力として真っ先に浮かぶのが、右手に田んぼ、左手に海、そして点在する黒瓦と板塀の家々の集落。町並み保存地区は各所にあるが、半農半漁を生業とする現役の生活風景に、これほど統一感のあるところは、国内で他にないと思う。

スタートは金沢。北陸新幹線の開業で、首都圏からのアクセスもとても容易になった。さすが加賀百万石の城下町。兼六園、ひがし茶屋街、近江町市場など魅力は尽きない。自転車でめぐるのにちょうどよいサイズだ。

新鮮な海の幸が豊富。これはうれしい!

金沢を離れ、海沿いへ。金沢駅の北側を流れる浅野川沿いは、クルマが少なくてよい。海に出たところに能登道路(自動車専用道)があるが、それに沿ってサイクリングロードがある。サイクリングロードがなくなった後も、のどかな道が海沿いに続く。

朝市や漆塗りで知られる輪島から先は、奥能登となる。千枚田、珠洲塩田村を過ぎ、木ノ浦で標高135m山越えとなる。千本椿展望台からの大海原は圧巻だ。禄剛崎は道路から徒歩で10分ほどなので、ぜひ立ち寄りたい。

その後、見附島を経て宇出津から9㎞先で、国道249号は山の中に入る。そこで分岐する県道34号は、のどかな漁村が続いて素晴らしい。穴水の先11㎞で国道249号を左折すると、ツインブリッジのとを渡り、能登島に上陸。さらに能登島大橋をわたり和倉温泉をゴールにするのはいかがだろうか?

日数:3~4日
走行距離:約300㎞

アクセス:行きは北陸新幹線、もしくはJR北陸本線で金沢駅へ。帰りはJR七尾線の和倉温泉駅から。短めにということなら、のと鉄道七尾線穴水駅から輪行も可能。約27㎞短縮

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いかがでしたか?

この時期、涼しくライドがしたいなら、やはり東北・北海道方面は強力な候補地になりそう。皆さまも、この夏おすすめのライドスポットがあれば教えてくださいね。

【筆者紹介】 

丹羽隆志
スペシャライズド・アンバサダー、サイクリングツアーガイド、ライターなど「自転車は人と地球を健康にする」をモットーに多岐にわたって活動。初心者からハードコアなライダーまで、あるいは路地裏からヒマラヤの峠越えまでガイドしている。

にわサイクリングツアーズ:http://www.ncycling.com/

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