「第30回全日本トライアスロン宮古島大会」に向けて準備のまっただ中。こんにちわ、竹谷賢二です。
前回の記事では、いかにフィニシュタイムを総合的に短縮できるかを私の取り組んでいるトレーニング的な観点でお伝えしました。
今回より、私の得意なバイクに関するアドバイスを2回に分けてお伝えします。
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バイクはトータルタイムの底上げに効果的 |
まず、バイクはレース全体のペースアップ、平均速度を上げる乗り物です!
スイムとランの1分1秒も、バイクの1分1秒も、トライアスロンにおいては等しく同じ価値があります。
あるいはトランジッションでの時間も同じくですね。速度が一番遅いのは、当たり前ながら「止まる」ことです。なので、トランジッションの時間をなるべく短縮するというのは結構大事なポイントです。
トライアスロンにおいて「速度を上げる」ということは、「スタートからゴールまでの平均速度をいかに引き上げるか」ということなのです。
宮古島は、S3.0km+B155km+R42.195km=Total200kmを通じた全体の平均速度をいかに上げるかが大事です。8.5時間以内を目指す私の場合は、全体平均約23.5kmです。例えば13.5時間の制限時間一杯の場合は、14.8kmとなります。
この全体平均速度、単純に言えばスイムで時速2kmを上げるのは絶対に無理ですし、最後に残るランで時速2kmを上げる、つまり時速10km=6分/キロペースを、時速12km=5分/キロペースに上げることは相当難しいことです。
しかし、バイクであれば時速28km/hを時速30km/hまで上げることは、比較的容易に出来ます。
もちろん、「比較的」ということで、維持するのは大変です。ただ、フィッティングを受けてライディングフォームを見直したり、ペダリングのスキルアップをすることで他の種目よりも改善が見込めるでしょう。