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2015年7月8日水曜日

スペシャルデー | WTSハンブルク

ハンブルクの午後は、ハンブルクのシティーセンターをスタートした64人の女性にとってほぼ完璧なレースコンディションとも言えるものでした。そよ風が吹き、涼しく晴れ渡っていました。

スイムをリードするカロリーヌ・ルーティエが、女性グループを引いて13名の小グループを形成し、数秒のアドバンテージを得て750mのスプリントディスタンスのスイムを終えました。

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク

グウェン・ジョーゲンセンは、見事な泳ぎで5位でスイムを終えました。ノン・スタンフォードは、スイムのトップ15にわずかにおよばず、ランの前にタイムを稼ぐために、バイクで攻めざるを得ませんでした。
© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク


ハンブルクは、トライアスロンの世界最高のサポーターとしての評判に応えました。25万人の観衆がコースの各セクションに3列に並び、世界最速の選手達を応援しました。



その日の早くに、同じストリートで、多数のエイジグループのアスリート達が、世界最大級のトライアスロンレースを戦いました。合計1万1,000人の参加者が、土曜日と日曜日に次々とレースに参加しました。

3.3kmを6周する20kmバイクでは、3つのメイン集団が発生し、中盤には、先頭グループが18秒のアドバンテージを保持していました。

しかし最終ラップで2つのグループが一体となり、集団によるトランジットとなりました。ノン・スタンフォードは、T2から抜け出てトップグループの4名に加わり、ジョーゲンセンはランの前半を通して巻き返しを図っていました。

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク

残り2kmで2人ずつ2組に分かれ、同じペースで走るグウェン・ジョーゲンセンと英国のヴィッキー・ホランドは、サラ・トゥルーと肩を並べて戦うノンに対してゆっくりと差をつけました。

© ポール・フィリップス

終盤の800mでグウェン・ジョーゲンセンは、ようやく最終コーナーになって差を開くチャンスを得て、WTS のブルーカーペットでWTSの11連勝を飾りました。注目すべき最高記録の偉業達成となりました。

ジョーゲンセンの5kmランのタイムは15:45、優勝タイムは57:05でした。

通常単独でフロントに出るグウェン・ジョーゲンセンは、2人の戦いを楽しんでいるように見えました。「いつどうやってアタックに出ればいいのか自問していました。実際に、彼女自身が私の推進力になりました!ゴール前の戦いになることは分かっていました」とグウェンは話しています。

ライディングについては、「2番目の集団が私を捕らえたときには驚きました。本当にきついライディングになりました。」

ノン・スタンフォードは、終盤数メートルのスプリントでサラ・トゥルーを破ってスリル満点の戦いで銅メダルを獲得し、WTSの表彰台に返り咲いたことを喜びました。

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク
「私は、見出しのことを考えながら走っていました。英国対米国。それが予想される見出しですが、私は、英国が2つのメダルを獲得!になって欲しいと考えていました」とノンは満面の笑みを浮かべて話しています。

「私は落胆してロンドンを逃れるように出て、姿を隠して1か月間十分なトレーニングを積んだので、良い結果がでて本当にうれしいです。目的を達成するためにバイクにすべてを賭けました。ランでは少し疲れたかもしれませんが、チャンスはつかみ取るものですから。」


ジョーゲンセンの優勝を祝う国歌とともにアメリカの国旗が揚がった直ぐ後で、男子のウォームアップが開始されました。

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク

熱狂のスイムが終わる頃、ハンブルクは夕方の6時になっていました。最高潮に達した65人の男子は、ドイツの大観衆のために劇的でエキサイティングなショーを展開する準備が完了していました。

© ポール・フィリップス

6周の非常にテクニカルな周回は、大半はフラットですが、180度のコーナーによる完全な停止が1か所あり、スイムを終えたあとの彼らにとってこのスピードダウンは十分に過酷でした。1周目にハビエル・ゴメスとヴァンサン・ルイを含む9人のグループは14秒のリードを奪いました。

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク

追撃グループにはレース前優勝候補のリチャード・マレーが含まれていました。

Vengeに乗って見事なテクニックを見せたハビエルは、バイク区間が終わるまでできる限りトップグループを牽き、メイングループに対して40秒もの差を設けました。

ヴァンサン・ルイとハビエル・ゴメスは、スタートから猛烈なスピードで走り、一方が明らかに優位になることはなく互角に見えました。ゴメスは数回アタックを仕掛け、残り1000mで猛烈に仕掛けましたが、ルイは常に反応します。ルイが残り300mでアタックを仕掛けたときは誰も阻止できず、初のWTS優勝を飾りました。

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク

「このレースは本当にエキサイティングでした。スタート直前にコーチに、カゴの蓋を外して僕を解き放ってください!とお願いしました。」ルイは、ランでも、史上最強の選手と対戦しながら強く積極的でした。「僕は自信があったし、心地良く感じていました。スプリントの機会を待つだけでした。」ルイとフランスチームにとって、素晴しいレースとなりました。

「ルイの優勝は僕もうれしいです。彼はすごい選手だけど、僕も優勝したかったですね!」とゴール直後に、ゴメスは話しています。彼は持てるものをすべて出し切ったように見えました。

「かなり良いレースになりました。トップグループはみんな好調でした。ランでは調子が上がりませんでした。ヴァンサンがゴール前で速いのを知っているので残り1kmでアタックしましたが追いつかれ、最後は抜かれてしまいました。」

ゴメスは、世界タイトルとそれを決めるシリーズにおいて最も重要な5つの最高結果を獲得。「素らしい結果が出せて良かったです。5つの表彰台を獲得できました。僕の得意コースであるストックホルムでも頑張ります。」

© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク
© エチエンヌ・ヴァン・レンスブルク

SPECIALIZEDレーシングは、WTSハンブルクで6つのメダルのうち4つを獲得して、チームにとって、すばらしい1日になりました。

執筆者:ヨハン・バデンホースト

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