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2014年12月15日月曜日

女性MTBライダーと歯学生:アニカの二重生活 後編


3度の世界チャンピオンに輝くプロ・マウンテンバイク選手と歯科医という、まったく異なるキャリアを両立する女性、アニカ・ランヴァー。緑の木々に囲まれた山のなかと、滅菌された医療現場で、それぞれの夢を追いかけるアニカのライフスタイルに迫るインタビュー後編です。前編はこちら

YOUR RIDE. YOUR RULES編集部(YRYR):歯科学のクラスメートや先生たちは、あなたのライドやレースについてどう思っている?

アニカ・ランヴァー(AL):歯科の勉強はとても大変よ。片手間にできるようなことじゃない。同級生や先生の中には私のやっていることの理解者もいるけれど、そうじゃない人たちもいる。私がユニークな活動をしていると思ってくれている先生たちとは、うまくやっていきやすいし、応援してくれる。歯科医の勉強は難しくて、時間もたくさんかかる。プロのアスリートとして活動するのも同じ。


YRYR:学校で学んだことがレースで生きた経験はある?


AL:あるわ! 学校の試験でいい成績を取るのってすごく緊張するじゃない。試験は本当にしょっちゅうあるから、プレッシャーの中で取り組む場面を何度も経験できるの。それがレースとの向き合い方に役立っているわ。


YRYR:プレッシャーが大きすぎるときはどう対処しているの?

AL:いろんな人とそれについて話をするとずいぶん気持ちが楽になる。そうすることで、より理性的に事態に向き合えるのね。プレッシャーを感じるのはアスリートという生き方の一部だし、人間として生きることの一部でもあるわ。9時から5時までの仕事を持っている人でも、専業主婦でも、きちんと自分の役目を果たそうとしたらプレッシャーがたくさんある。スポーツだけの話じゃないわ。

YRYR:レースの日はどうやって気持ちの準備を整えるの?

AL:頭をからっぽにして、何ひとつ深く考えすぎなくてもいい雰囲気を作るのが好き。リラックスしながら、いい気分になれる音楽を聴くのが好きよ。



 

YRYR:これまでに自分が成し遂げたことについてどう思う?

AL:私はレースに出始めてそんなに長くないんだけれど、それにはいい面と悪い面の両方があるわ。才能があれば、最初のうちは簡単にどんどん勝てる。もちろんハードなトレーニングはしなきゃいけないけれど、心も体もまだフレッシュで、困難を知らない。何かを犠牲にしたり、必死になったり、故障からカムバックしたりするのがどういうことなのか、分かっていない。以前は、何のプレッシャーも感じずに出ていってレースをするのは簡単だったし、それが当たり前だとさえ考えていたと思う。でも、うまくいく時期がしばらく続くうちに、次のレベルに到達してそれを維持するのがだんだん難しくなってくる。そこからが本当の挑戦。それ以来、私の場合はケガと困難との戦いが続いているわ。

ここしばらくレースをしていないけれど、それにもかかわらず、今経験を積みつつあるなって感じてる。今なら、「オーケー、正しいレベルにいるために、私は何をする必要がある? ベストなパフォーマンスのために、自分は何をすればいい?」って言えるの。最初の頃に比べたら全然違う考え方よ。


YRYR:これまでを振り返って、あなたが得た一番大きな教訓は何だと思う?

AL:忍耐強くあること。それから、自分がやっていることは正しいと信じつづけるってことを学ばなきゃいけなかった。それが文句なしに一番厳しい教訓だったわ。ケガからもたくさん学んだ。初めて故障したときは、私、自分の身体の声を聞いていなかったのよ。期待を裏切りたくなかったから、どんなに疲れて休息が必要なときにも前へ進み続け、レースやトレーニングをし続けた。でも私の身体はそれに耐えられなかった。だから、自分の身体の声に耳を傾けて、その声を尊重する必要があることを学んだわ。

YRYR:「Your Ride. Your Rules(あなたのライド、あなたのルール)」というフレーズは、あなたはどう解釈するのかしら?

AL:私にとっては、「もう女性サイクリストは、男性が支配する世界に参入して男性のようにサイクリング活動をする必要はない」っていうことかしら。バイク上でも女性でいることができるし、女性に合った良いアドバイスをもらえて、女性のために作られた適切なエキップメントも手に入る。もうひとつ、今は女性サイクリストがこれまでなかったくらい本気で注目されているという意味もあるわね。

YRYR:「ありがとう、アニカ!」

初心者社員が、ちょっとMTBに乗ってきました。(12月4日)

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