カヴェンディッシュはVENGE ViASにROVALホイール、TURBOタイヤ、EVADEヘルメット、そしてサドルはPHENOMを使用して参戦。
190㎞の平坦なステージ7は、まさにスプリンターのための舞台。世界級のスプリンターを抱えるチームが当然のように集団を支配し、無難に、しかし高速でレースは展開しました。
ゴール付近のゆるい上り坂で、エティクス・クイックステップは前方のカチューシャの動きを巧みに利用し、集団内で好位置を獲得。するとまず、アンドレ・グライペル(KAT)が残り200m地点で仕掛け、その動きにカヴェンディッシュが反応しました。まるで、もう1枚ギアがあるようなスピードで先頭に飛び出し、ゴールしました。
「僕はずっと不安にかられていて、速めに飛び出したりしていた。ツールでは、待ちに回ってはいけない。普段まわりに2,3人しか相手がいないところ、ツールでは10人はいる。手ごわいスプリンターとライヴァルチームだ。ためらったら、ステージは獲られる。今まで2度スプリント勝負において、僕は切望しすぎていたんだ。でも、今日は我慢できた。
グライペルが飛び出した。グライペルへのマークは完璧だったけれど。後ろにジャコボ・ガニエリ(KAT) がついてきた。彼をふるい落とさなければならかった。ちょっとしたパニックに陥ったよ。あまりにみんなが近くにいすぎた。
グライペルがもしこっちに寄ってくれば、僕を封じることができたはずだ。でも彼は、まっすぐに駆けていった。彼は紳士さ。だから僕は、彼の右を駆け抜けることができたんだ。
先日のスプリント合戦と同じくらいにしか、脚にはパワーは残っていなかった。でもね、もう少し待つことができたら、250から300mもスプリントするんじゃなくて、凝縮されたパワーで走ることができたんだね。 少しだけ我慢強くなることで、26回目のツールステージ優勝を獲得できた。本当にハッピーだよ。
2年間、かな。ツールで勝たない期間としてこれほど長いことはなかった。また勝ててうれしい。今日は家族も来ているんだ。家族の前で勝てたことは特別だ。最高の仕事をしてくれたチームに感謝している」
―マーク・カヴェンディッシュ
ティンコフ・サクソのペテル・サガンは当ステージを3位で終え、ホワイトジャージーを守り、また個人総合順位も2位となりました。表彰台に上がるのはすでに5度目。ステージ優勝が楽しみです。
「簡単じゃないよ、本当に。でも、きっとその時はくるから、いまは辛抱だ。難しいスプリントだったけど、よくやれたと思うよ。クラッシュもしなかったし、終盤の争いにからめた。ヨーン・デゲンコルブ(TGA)を捕まえ、グライペルの後ろにはつけた。でも、今日のカヴェンディッシュは本当に速かった。
ベストは尽くした。すでに次に切り替えているよ。チームタイムトライアルもある。大事なことは調子を維持し、事故を避けて、挑戦を繰り返すことさ」
― ペテル・サガン
個人総合順位トップ10にはリゴベルト・ウラン(6位、EQS)、アルベルト・コンタドール(7位、TCS)、ズデネック・シュティバル(8位、EQS)らが入っています。
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