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2015年7月10日金曜日

#TDF2015:ステージ6 レポート


ツール・ド・フランス2015、ステージ6 は、上り下りを繰り返す丘陵タイプのコース。全長191.5㎞を、選手は平均時速39.11km で走りました。残り2㎞、平均勾配7%の上り坂で仕掛けたズデネック・シュティバルが自身初のツール・ド・フランス ステージ優勝を遂げました。タイムは4時間53分46秒でした。

選手たちの主な使用機材は以下:

  • バイク: VENGE
  • ヘルメット: EVADE
  • ホイール: ROVAL
  • タイヤ: TURBO
  • サドル: TOUPE




「最後の10㎞はクレイジーだった。チームカーはレース状況は良いと教えてくれたけれど、それを現実にするのは簡単じゃない。トニー・マルティンがマーク・レンショーやカヴェンディッシュらと前方にいるのを見た。僕はクフィアトコフスキーの後ろにいたんだけど、下り坂でカヴたちが後退したようだったから、僕が前に出て助けようとしたんだ。僕が前に出たとき、レンショーはじりじりと後退していった。でもカヴがいるんだから、トニーは大丈夫だな、と思った。だから、カヴを前方に押し上げるために、さらに引いた。でも、カヴも苦しそうだった。その時、僕らのほかにペテル・サガンやアレクサンドル・クリストフ(KAT)、フレフ・ファン・アヴェルマート(BMC)たちがいたけど、彼らにアシストはいなかった。だから僕は、いま仕掛ければ、最終スプリントに備えたい彼らは、追ってこないと考えた。一か八か、チームで決めて飛び出した。大成功だったよ。

初めてシクロクロス世界王者になったときくらいうれしい。まだ、実感はあまりないんだけれど、最高の気分だ。個人的にも大切な勝利だ。イーヌ、僕の妻は生まれたばかりの息子ルイスと一緒に家にいるんだ。ルイスが生まれてすぐに、ツール参戦のために家を離れた。だから数度しか彼を見ていないんだけどね…

この勝利をチームに捧げるよ。僕自身の、ロードレーサーとしての成長にとっても重要なステージだった。

チャンスをもらえて、本当に幸せだ。チームは僕の好きにさせてくれた。だから結果を出せた。この1年、チャンスに恵まれてこなかったから、ステージを獲れたことは大きな意味を持つよ。

トニーが落車した。クレイジーだよ。でも、ツール・ド・フランスでは、次のコーナーで何が起こるかなんて、想像できないんだ。トニーのことを思うと、とても辛い。チームには、彼にとって最良の選択をしてほしい」
―ズデネック・シュティバル

マイヨ・ジョーヌを着用するトニー・マルティンは落車により鎖骨を骨折。ツールからリタイヤすることになりました。



ゴールまで残り800mで前を走る選手に前輪をこすり、マルティンは転倒。ヴィンチェンツォ・ニバリら複数の選手を巻き込むクラッシュが発生しました。チームメイトに支えられながら当ステージを174位でゴールしたトニー。鎖骨の一部は粉々になり、皮膚から突き出ていたようです。



ペテル・サガンは2015年のツール・ド・フランスにおいて、3度目の2位を獲得。

「調子の良さを見てもらえたと思う。でも、これはレースだし、誰もが僕が動くことを期待していたはずだ。うまくいくときもあれば、そうじゃないときもある。冷静さを保たないといけない。

クラッシュには気が付かなかったけど、それは確かに僕の後方で起きた。その時、シュティバルが動いたんだ。上りがゆるやかになり、集団に力がなくなったそのタイミングでね。まわりの選手に言ったよ。『僕は追わない。だって、みんな僕の動きを見ているだろう』ってね

(シュティバルを追い)集団をひけば、スプリントで勝てない。グリーンジャージー獲得に向けてポイントも稼いだから、結果にも満足している。集団内での勝負には勝てたけれど、戦況は難しかった。みんな知っている通り、ツールで勝つのは簡単じゃない。最後の上りで集団前方に位置どってスプリントに備える作戦だったけれど、シュティバルとの差をつめる選手はいなかった。

いま3年連続でポイント賞ジャージーを獲得している。もちろん、4年連続になれば良いけれど、簡単じゃないよ」

― ペテル・サガン


落車に巻き込まれたアスタナのキャプテン、ヴィンチェンツォ・ニバリ。総合順位を争うクリス・フルーム(SKY)や他の選手とともに路面に叩きつけられました。幸いにもニバリは軽傷で、チームメイトのヤコブ・フルサングのバイクに乗り換え、ステージを終えました。公式記録では、シュティバルから2秒遅れでのゴールになっています。

関連記事:
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