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2015年2月10日火曜日

レースレポート:マーク・カヴェンディッシュ、ドバイ・ツアーで優勝

2回目の開催となるドバイ・ツアー。全4ステージにわたって、特にスプリンターを抱えるチームによる迫力ある激戦が繰り広げられました。第1ステージで優勝したのち、レッドジャージ(ポイントリーダー)を着て戦ったエティックス・クイックステップのマーク・カヴェンディッシュは、ツアー期間を通じて高い集中力を維持しました。

全ステージにおいてしっかりと仕事をすることで、同チームは最高の形でドバイツアーを終えました。第1と第4ステージでの2回の優勝とリーダージャージ、そしてポイントジャージを獲得し、15年シーズン初頭から力を見せつけています。


第3ステージの舞台となったハッタダムではツアー開幕前日に調査を行い、どこでダメージを極力減らせるかを念入りに下見することができました。これが総合優勝に大きく貢献することになりました。チームは連携してリーダーを守り、フィニッシュ手前35km地点の激坂に即座に対応することで、満足いくリザルトを得ました。

スプリンター向けのステージレースで勝つことは、チームに自信を与えます。

特にフィニッシュラインでの通過速度が時速70km以上となった第1ステージをはじめ、ツアーを通じてレースはかなりの高速で展開されました。

「Speed Analysis(速度分析)」によると、第3ステージの平均速度が唯一にしてそして相当に低いものであることが分かります。

第1ステージ残り5kmの速度を計測・チャート化しています。


1ステージの平均速度は、残り5km区間で時速約60km

残り3.2km地点の急コーナーで速度はやや低下しますが、残り2km地点からフィニッシュまではヴィンチェンツォ・ニバリ(Astana)とトニー・マルティンが先頭を引いて再加速し、残り1kmでの平均速度が驚異的に上がり、時速71.2kmに達しています。


続いて第2ステージのラスト10kmの速度分析。


残り5kmでの速度は非常に速く、これは集団フィニッシュでは常に見られる傾向です。このチャートでは、残り2km地点から速度が若干遅くなりますが、これは風や悪路などの外的要因からなるものでした。

3ステージは17%の激坂における上りスプリントがセットされていました。


非常にタフな上りと下りが連続する第3ステージでは、速度にも大きな変化が見られます。残り10km地点を過ぎた辺りでの速度はとても低いもので、急な上りがその主な原因でしょう。最後の数kmは上りで、残り200mはとても厳しいものであったにも関わらず、平均速度は時速40kmをやや上回っています。

最終日となる第4ステージ。


この日の残り10kmでの平均速度は時速53.9km。残り3kmでは、平均速度が時速60kmに達し、リードを決して譲らなかったエティックス・クイックステップの素晴らしいアシストからマーク・カヴェンディッシュが最高の条件でゴールスプリントを仕掛けました。

アラブ首長国連邦の特徴的な高気温におけるレースでは、体温を低く保つエキップメントが必要です。先の分析に見られる高い平均速度やルート特性によって、エアロキットが正解だと判断したスペシャライズドがサポートする3チームは、VENGEやEVADEヘルメット、そしてROVAL CLX 60を選択しました。



なお、エティックス・クイックステップは、2015年シーズンからROVAL ホイールを正式に使用しています。



今回のドバイツアーでの素晴らしいチームワークのおかげで、エティックス・クイックステップは15年シーズン初のステージレースでの勝利を挙げることができました。

第4ステージ後のマーク・カヴェンディッシュのコメントは以下です:

 「僕ではなく、チームが何でもやってくれたんだ」。「今日はとても刺激的だったよ。逃げ切るのは大変だったけれど、ジャイアント アルペシンの助けもあって、僕たちエティックス・クイックステップはとてもよくレースをコントロールできた。リードアウトはもの凄かったよ。とても速くて、僕がスプリントし始める前には、すでに後ろとのギャップがあった。それを見て少し早めに仕掛けたから、ギャップをそのまま保ててた。すべては完璧だったよ。

今日の勝利はチームによるもの。素晴らしかった。これは特別なことだよ。チームや、ブルージャージを得られたことをとても誇りに思う。とても幸せさ。

ジャンニ・メールスマンもオーストラリアのレースで勝ったから、(2015年シーズンの)ステージ優勝はこれが3度目。僕たちにとって、また成功する年になると楽しみにしているよ。あと、僕のキャリアを通じて、これが3度目の総合優勝であることにも、とてもよろこんでいる。ドバイツアーはスプリントレースそのものではなくて、スプリントができる人の味方となってくれるステージレースなんだ。

今年は、ここへ良いコンディションで来られた。特に、期待をしていたわけではないけれど、仲間がレース中にアシストしてくれたから、総合優勝できた特別なレースになったんだ。これはレースカレンダーの次のゴールに向かって、僕が正しい軌道に乗っていることも示している。ドバイツアーで最高の活躍をしてくれたチームメイトにとって、お礼を言いたい。次のレースへの励みになるよ!」

The 2015 Dubai Tour Edition General Classification 総合順位


  1. Mark Cavendish (GBr) Etixx - Quick-Step 15:22:38マーク・カヴェンディッシュ(イギリス)エティックス-クイックステップ
  2. John Degenkolb (Ger) Team Giant-Alpecin 15:22:44ジョン・デーゲンコルプ(ドイツ)チーム ジャイアント-アルペシン
  3. Juan Jose Lobato (Spa) Movistar Team 15:22:48フアン・ホセ・ロバト(スペイン)モビスター チーム
  4. Alejandro Valverde (Spa) Movistar Team 15:22:50アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)モビスター チーム
  5. Marco Canola (Ita) UnitedHealthcare Pro Cycling 15:22:52マルコ・カノーラ(イタリア)ユナイテッドヘルスケア プロサイクリング
  6. Alessandro Bazzana (Ita) UnitedHealthcare Pro Cycling 15:22:55アレッサンドロ・バッザーナ(イタリア)ユナイテッドヘルスケア プロサイクリング
  7. Grega Bole (Slo) CCC Sprandi Polkowice 15:22:56グレガ・ボレ(スロベニア)CCC スプランディ ポルコウィッチェ
  8. Philippe Gilbert (Bel) BMC Racing Teamフィリップ・ジルベール(ベルギー)BMC レーシングチーム
  9. 9 Manuele Boaro (Ita) Tinkoff-Saxoマヌエーレ・ボアロ(イタリア)ティンコフ-サクソ
  10. 10 Filippo Pozzato (Ita) Lampre-Meridaフィリッポ・ポッツァート(イタリア)ランプレ-メリダ
(※ 太字はスペシャライズド・レーシングがサポートするチーム)

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