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2015年7月15日水曜日

#TDF2015:ステージ10 レポート

急こう配の頂上フィニッシュで強さを見せたクリス・フルーム(SKY) がステージ優勝。平均勾配7.4%、15.3㎞のラ・ピエール・サンマルタン、残り6.5㎞でアタックし独走ゴールを遂げています。遅れをとったアルベルト・コンタドール(TCS)11位は、ヴィンチェンツォ・ニバリ(AST)は21位でフィニッシュしています。



2015年のツール、最初の本格的な山岳フィニッシュ。2分51秒の遅れを喫したコンタドールは当ステージでの不調を認めつつ、先に続くステージに焦点をあわせています。

「いろいろあった一日だった。調子が良くなければ大きくタイムを失う可能性があるとは分かっていたが、それが起こってしまった。息ができなかった、まだできないよ。乳酸が脚にたまり、ペースについていけなかったんだ。バッドデーだったよ。フルームは誰よりも強かった。フルームはもちろん、周りのライダーにすら今日僕はついていけなかった

これがサイクリング。良い日もあれば、悪い日もある。僕は今日レースをものにできなかったけれど、クリスは思うように走れていたし、加速していた。Movistarはそこまでではなかったけれど、Skyのペースは速かった。僕は自分のペースを守り、リズムを見つける他なかった。もっと調子も上げられるはずだ

ツールはとても長いレースだ。今日は最高潮ではなかったけれど、フルームのように絶好調の日もある。彼がこのままツールを勝つとは思わない。山での戦いはまだ序盤だ。レースはまだ終わりじゃないよ」
―アルベルト・コンタドール

休息日に精巣ガンが発見されたイヴァン・バッソが戦線離脱。力強い走りと経験に裏付けられた戦術眼をもつバッソの不在は間違いなくチームには痛手です。イタリアに帰国し、治療を受けるバッソの一日も早い復帰を祈りましょう。


体調不良による発熱でラース・ボームがリタイヤ。ボームの離脱は大きいですが、あくまでも前向きなチームメイトらとステージ10スタート地点に立ったニバリ。総合優勝を争うライバルたちのグループで走りましたが、残り9㎞地点から失速。総合順位は6分57秒遅れの11位と、調子をつかめていません。

「昨年の自分じゃない。良くはやれているけれど、十分ではない」
― ヴィンチェンツォ・ニバリ

11ステージは険しい上りと、そして30㎞にも及ぶロング・ダウンヒルが設定されたポー~コトレ - ヴァレー・ド・サン=サヴァン区間。総合タイム差を詰めるため、各選手がリスクをとって激しいライディングを見せるでしょう。

変化に富んだステージ11に向けてスペシャライズドが推奨する使用機材は、S-Works Tarmac、Prevailヘルメット、Roval CLX40ホイール、Turboタイヤです。

関連記事:
ツール・ド・フランス2015、第1週をふりかえって(2015年7月14日)
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