逃げ集団と、上れるスプリンターを要するチームが争った灼熱のステージ13。ティンコフ・サクソのペテル・サガンは最終スプリントであと一歩届かず、ステージ2位となりました。優勝したのはグレッグ・ファンアフェルマート(BMC)でした。
サガンはポイント賞争いでのリードを広げましたが、ステージ優勝を逃した悔しさを隠しません。
「僕のミスだ。長く待ちすぎたし、集団前方付近にでてきたとき、ファンアフェルマートの後ろについてしまった。サドルから立ち上がり、プッシュし続けるべきだった。そうすれば彼を追い越し、勝つことができたかもしれない。チームは僕のために良く働いてくれた。本当に感謝している。
最後の数メートルでもっと踏むべきだったけれど、パワーが残っていなかった。グリーンジャージーへのポイントは稼いだけれど、チームメイトのため、僕自身のためにも絶対にこのステージは獲りたかったんだ」
―ペテル・サガン
気温が40℃近くまで上がった酷暑のミュレ~ロデーズ区間を198.5㎞走ったアルベルト・コンタドール。ティンコフ・サクソのチームメイトが、そして総合争いを繰り広げるライヴァルチームがこれからのステージにおいて、まだ彼自身の総合優勝争いにチャンスを運んでくれると信じています。
「クリス・フルームを倒すのは難しいだろう、一対一で戦うのであればね。でも、他のチームが長距離にわたってアタックし続けたら分からなくなる。最後の上りまで待つようだと、タイム差を縮めるのは難しい。でもいまは、毎日をしっかりと戦い、この続く暑さからの回復に努めて、アルプスに備えるよ」
― アルベルト・コンタドール
土曜日のステージ14。いくつかの山岳区間を越え、フラット区間をハイスピードで超えた先に待ち受けるラ・クロワ・ヌーヴのシャープな上りで勝負が決まります。引き続き、暑さが選手を苦しめそうですが、夏がもたらす突然の雨が集団に影響を与えるかもしれません。
関連記事:
#TDF2015:ステージ11 レポート(2015年7月16日)
0 件のコメント:
コメントを投稿