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2015年4月16日木曜日

ダウンヒルをさらに進化させる新型デモ8 :藤田翔也レポート

スペシャライズド・ジャパンMTBテストライダーの藤田 翔也です。



僕の手元に届いた「S-WORKS DEMO8は今までのダウンヒルバイクの印象を遥かに越える進化を遂げていました。

フルカーボン化、650b化、BB同軸化、新規デザインの4バーリンケージ、アシンメトリーデザインと全てにおいて革新的なフルモデルチェンジです。



このバイクはPinkbikeが選ぶ「2014年度もっとも革新的なMTB機材にノミネートされています!



まず、一番最初に目がいくのは圧巻のフレームデザインでした。実物を初めて見た瞬間、あまりのデザインの美しさに痺れましたね。


定評のあるFSRリンケージも見直され、BB同軸の革新的なデザインに! これにより、さらにリアクティブな乗り心地に進化し、ねじれ剛性も強化されました。高い速度域において、以前のDEMO 8に比べても更に安定したパフォーマンスになりました。


そして、ノンドライブ側からすぐ目に入ってくるのはOHLINS」サスペンション

このサスペンションは、14年のレースシーズンから使用してますが、安定性、加速性のバランスが素晴らしく、バイクコントロールがしやすくなった点をしっかりと実感できました。OHLINSサスペンションはバイクのパフォーマンスを更に伸ばし、ライダーをしっかりサポートしてくれる最高の性能です。

フルモデルチェンジしたDEMO 8の性能も、いかんなく発揮してくれるサスペンションでしょう!

また、細かいところですが、リアサスペンションの脱着もとても簡単。作業性も考えられての設計であるようです。


ブレーキホース、シフトワイヤーはフレームに内蔵され、転倒時の破損やトラブルのリスクを軽減。見た目もスッキリし、フレームのかっこよさが強調されますね。


リアバックのデザインも今までのものから大きく改良されています。前三角と同様に、とてもスタイリッシュで美しい作りになってます。

こうしたデザインの改良により、以前のDEMO8よりも、雨天のレースでの泥詰まりがしにくくなり、泥などで汚れたバイクの洗浄もより簡単にできるようになりました。

リアサスペンションの脱着のしやすさなど、メンテナンス時の利便性もバイクの大切な性能の一部。ライダーだけでなく、メカニックにとっても素晴らしい進化を遂げているのが伝わってきます。


スペシャライズドの開発力、カーボン技術が完璧に発揮された、最高のダウンヒルバイクだと言う事は間違いないでしょう。

前回の記事などを見て頂ければわかるようにすでに自分の体格に合わせたポジションにパーツを一部変更し、ファーストライドを終えています。

その感想を次回の記事にします。ぜひお楽しみにしててください!!!

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