すでに2015年のレースシーズンは始まっていますが、ティンコフ・サクソとスペシャライズド・レーシングはイタリアのモンティキアーリにあるベロドロームにて、ライダー数名のTTポジションを改善すべく、ボディージオメトリーフィットを行いました。
デンマークのロードチャンピオン、ミケル・ヴァルグレンはこう述べています。
「ここでの仕上がりにはとても満足しているよ。テスト担当者たちはまさにプロフェッショナルだね。ポジションをいくつも試し、それぞれで改善が見られるかどうかを数値を確認したんだ。とても興味深かった。
トラックで走るのは初めてだったけど、楽しめたよ。自分の速度が分かったし、期待に添うものだったんだ。今日はフォローフィットを行い、2014年12月に受けたボディージオメトリーフィットに微調整を加えた。ハンドルバーの幅をもう少し広くしたかったんだ。実際にそうしてみたら、さらに頭を下げられるようになった。もっと速く走れるようになったよ。スペシャライズド・レーシングのスタッフもそれを確認したから嬉しいよ」
ラファウ・マイカはスペシャライズドレーシングと共に、このベロドロームにてすでに何度かフィットを受けており、その都度なんらかの改善点が見つけています。
「2015年はたくさんアップデートがあったよ。フィットを通じて設定したポジションは、よりエアロで快適な感じがする。このセッションは予定の1時間を少し上回ったけれど、前回よりは短かったな。
3つのポジションを試して最終的に決定したポジションは、もちろん僕が最高だと思ったものだし、偶然にもよりエアロダイナミックなものでさえあったんだ。トレーニングやレースで試してみるよ。この設定を維持していくつもりさ」
毎年、スペシャライズド・レーシングはサポートチームに所属する選手のパフォーマンスを向上する様々な方法を考案、実施、そして改善しています。その方法、つまりボディージオメトリーフィットやパフォーマンステストの正確さや効率性の改善もまた然りです。それが、より新しいアイデアを、選手たちがさらに自信をもって試せるようになることにつながるのです。
「TTバイクでトラックを走るのは初めてでした」と、若手ポーランド人選手のパベル・ポリャンスキーは話します。
「今回見つけ出したポジションは、以前のものと大幅に異なります。とても良い印象ですよ。ツール・ド・ロマンディでまずこのポジションを試した後、それでシーズンを戦うか決めるつもりです」
プロチームに帯同し様々な支援を行うスペシャライズド・レーシングのサポートメンバーは、Body Geometry フィットテクニシャンだけでなく、空力学者やエキップメントパフォーマンス専門家らにより構成されています。
エアロR&D主任のクリス・ユーは、この2日間のテストをこう締めくくりました。
「ティンコフ・サクソとのテストは興味深いものでした。
スペシャライズド・レーシングはラファウ・マイカやマイケル・ロジャースといった選手らと過去に何度かテストを行ってきたからです。それでも、新たに学んだものが適応されるだけでなく、シーズンごとに変化するコンディションや体に合わせて、常に最高でかつ新しいものが得られるようになるのです。
選手が継続してフィットやテストを受けることは、メリットの増大に繋がります。スペシャライズド・レーシングが提供するサポートプログラムに初めて参加する選手にとって、このテストは基準線を設ける機会となり、2015年シーズンに向けてエキップメントやポジションを最適化するプロセスが始められるのです」
ティンコフ・サクソの今後の活躍が楽しみですね。
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