Body Geometry FIT with Retül ってなんですか？ Retül を導入したカミハギサイクル小牧本店に聞きました

「カミハギサイクル」は愛知県内に3店舗を展開する中京区有数の老舗サイクルプロショップです。その中心である「カミハギサイクル小牧本店」は7月12日（土）よりBody Geometry FIT with Retül （ボディージオメトリーフィット・ウィズ・リトゥール）の提供をスタートします。

従来よりバイクフィッティングをリードしてきたボディージオメトリーフィットに、SPECIALIZED公認の計測機器Retülを加えることで、いままで以上に正確に、そして効率的に皆さまにとって最良のライディングポジションを提供いたします。

カミハギサイクル小牧本店にて、今後メインFITテクニシャンとして腕をふるうのは遠山裕司さんに、この新しいサービス、Body Geometry FIT with Retül の魅力と仕組みについて聞きました。

――　Body Geometry FITはどのように私たちの乗車体験を豊かにしているのでしょうか

乗車している時、身体に痛みや違和感があると楽しいはずのサイクリングが苦痛になってしまいます。ライダーの身体とマッチしない乗車姿勢が原因で、本来もっているパフォーマンスを最大限に発揮できないこともあります。

Body Geometry FITは、まずライダーの身体の特徴やライディングに求める目的、過去に取り組んできたスポーツ、病傷歴などを伺います。そこで得る情報を参照しつつ、一人ひとりに最適な乗車姿勢を提供します。

故障のリスクを最小限に抑えつつパフォーマンスを最大限発揮できる、無駄のない効率的なライディングが可能になります。つまり、SPECIALIZEDの提唱する「より速く、より遠くまで、より快適に」走れるライディングポジションを手に入れることができます。

身体の特徴もライディングスタイルも一人ひとり違います。それぞれに最適な乗車姿勢を提案し、より良い自転車との関係構築をサポートすることで、Body Geometry FITは私たちの自転車生活を豊かにしていると思います。

――　Retülの導入がBody Geometry FITにどのような効果をもたらすのでしょうか？

従来のBody Geometry FITは測定部位を一つひとつ、メジャーと人の目で測定するアナログなスタイルです。それに対してRetül は測定部位を専用の機器を使い計測すると同時にコンピューターに取り込み、数値化するデジタルなアプローチを可能にしました。

乗車姿勢やバイクセッティングをデータ化することで、最適な乗車姿勢をより明確に提案できるようになると考えています。

――　カミハギサイクル小牧本店は7月12日（土）よりBody Geometry FIT with Retül のサービス提供を開始します。サービス内容や使用する機器について簡単にご説明いただけますか？

Body Geometry FIT with Retül のサービス開始にあたり、さまざまな専用機器が導入されます。 まずは、Müve（ムーヴ）というフィッティング専用バイク。Müveを使うことで、ライダーがペダルを漕いだままサドルやハンドルの位置を調整することができます。さまざまなポジションやフォームを試し、理想的な乗車姿勢へとより効率的に導くことができるようになります。

続いてVANTAGE SYSTEM（ヴァンテージ・システム）とWIRELESS HARNESS（ワイヤレス・ハーネス）。HARNESSはライダーの身体の測定部位につけるマーカーです。 ライダーの身体に取り付けた各HARNESSの位置情報をVANTAGE SYSTEMが読み込みこむことで、姿勢や動きを測定し、数値として確認することができます。

これらの数値化されたデータによって、より的確なアドバイスが可能になると考えています。

また、その測定結果をフィッティング後にお渡ししますので、今後のライディング改善にも活用していただけます。

ZIN TOOL（ジン・ツール）はバイクセッティングをスムースにする、メジャーのようなアイテムです。こちらもLEDが埋め込まれており、その動きをヴァンテージ・システムが読み込むことで、誤差1mm以下の非常に精度の高い測定結果が得られます。Müveでフィッティングをした場合も、そこで得たセッティングをバイクに移す必要がありますが、正確で効率的に計測できるジン・ツールはとても役に立ちます。

FRAME FINDER（フレーム・ファインダー）は、Retül のデータベースを参照し、お客様に最適なフレームを提案するサービスです。数多くの素晴らしい自転車がありますが、残念ながら、すべてのモデル、サイズを店頭にならべることは不可能です。ご購入の際、店頭に在庫がない場合でも、Müveとフレームファインダーを活用することで仮想バイクを創りだし、それを用いてフィッティングをすることで、フレームサイズに疑問や不安のない、間違いのないバイク選びが可能になります。

――　誰が、いつBody Geometry FIT with Retül を受けると良いのでしょうか？

「誰が」ということで言えば、ポジションに関わる悩みや疑問、そしてライディングへの向上心を持ったすべてのライダーが対象だと思います。レースで活躍する選手でも、週末のツーリングを楽しむサイクリストでも、自転車が好きな方であれば目標や改善点があるはずです。

Body Geometry FIT with Retül を受けるタイミングとしては、たとえば現在すでに痛みや違和感がある場合や、これから目標に向けてライディングの距離やスピードといった負荷を上げていくときにはぜひ受けていただきたいです。ご自身にとって最適な乗車姿勢を得ることで負傷のリスクを抑えて、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

また、過去・現在・未来と身体は変化します。例えば、身体レベルが以前よりも上がった場合、久しぶりに運動を再開して自転車に乗るようになった場合など、その時の身体に合わせて「今、最適な乗車姿勢」を導きだせるようにBody Geometry FIT with Retül を受けることをおすすめします。

新しいバイクを手に入れるタイミングにも、Body Geometry FIT with Retül を受けると良いでしょう。まずご自身に最適な乗車姿勢を見つけたうえで、それに合ったバイクを選ぶことで最高のライディングを手に入れることができますよ。

――　ありがとうございました！

カミハギサイクル小牧本店フィッティングメニュー：http://kamihagi.com/body
カミハギサイクル小牧本店公式サイト：http://kamihagi.com/


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