こんにちは、竹谷賢二です。
「第30回全日本トライアスロン宮古島大会」に出走するお二人のトライアスリート、和田さんと木村さんに体験していただいた「TTフィット」。そのフォローフィットの様子をお伝えします!
フォローフィットとは、ボディージオメトリーフィットやTTフィットを受けた頂いたライダーに、実際に2週間から1カ月程度トレーニングライドを重ねてもらった後、さらにインタビューや必要であれば機材の再調整を行うことです。例えば、フィッティングによって変更したポジションで実際の走行にネガティブな影響がでた場合に、それをフォローフィットで修正することができます。ローラー台の上だけでは分からないことを実際にフィールドで検証することで、完璧なライドポジションを目指すために万全を期す作業となります。
まずは和田さんのフォローフィットから見て行きましょう。
以下、3月中旬にフィッティングを受けてもらった後、実際にお乗りいただいたコメントです。
「週末、小田原まで往復のロングライドに行ってきました。
広い道では、DHバーを持つようにして新しいポジションを体感してきました。さすが、DHポジションは今までよりかなり前傾になったにもかかわらずビックリするほど楽になりました。」
広い道では、DHバーを持つようにして新しいポジションを体感してきました。さすが、DHポジションは今までよりかなり前傾になったにもかかわらずビックリするほど楽になりました。」
と、全般的にフィッティングのプラス効果を体感されています。
ちなみに、和田さんが受けられたTTフィットの模様はこちらです:
ちなみに、和田さんが受けられたTTフィットの模様はこちらです:
「プレミアムTTフィットその1:和田さんのケース」(3月14日)
「が、しかし肘置きの幅が実走には少し狭くて安定感が減ってしまい、怖さがありました。
少し、調整をしてほしいと感じています。あと、サドルにまだ慣れないのか左足の付け根と、股が痛いです(>_< )」
「が、しかし肘置きの幅が実走には少し狭くて安定感が減ってしまい、怖さがありました。
少し、調整をしてほしいと感じています。あと、サドルにまだ慣れないのか左足の付け根と、股が痛いです(>_< )」
と、ローラー台では分からない実走行時のバイクのコントロール性、サドルとの合いに、微調整の必要を感じられています。全体的にはOK、でもココもうちょっと!という状態ですね。
そこで、違和感を感じられた部分を微調整していきます。
まずは痛みを感じたサドルです。具体的な痛みの症状に応じて、サドルの前後数ミリ、角度を数度、それによって変化した高さも数ミリと微調整を加えました。
そして、DHバーの内側への絞りが狭すぎたようなので、わずかに外に広げました。またパッドもわずかに幅を広がるように微調整しました。
これらわずかな範囲の微調整への感想はこちらです。
「ほんの数㎜で、安心感を体感できることに感謝しています( ´艸`) 週末のバイクが楽しみな自分が嬉しいです!」
というように違和感がなくなり、より快適に走れるようになりました。これはまずTTフィットで良い状態になったことで、数ミリの違いを体感できるほど動きの精度が増してきているということでもあります。
そしてフォローフィット後のライドでは、、、
「平地では、ポジションを修正していただいたのでより安定しています。TTポジションで33㌔くらいからスピードがのると、益々バイクと仲良くなれた気がします(^o^) サドルも、前傾にしてもらった分、当たって痛かった部分もだいぶ消え、楽をしようと後ろに逃げる姿勢も減らすことができました。
DHバーの幅も、いい感じで肩周りの窮屈感がなくなりました(*ゝω・*
と、とても満足いく仕上がりになりました!
もうお一方、SHIVに乗る木村さんはバッチリ良い感じで乗られているようです。
木村さんが受けたTTフィットについてはこちらをご覧くださいね:
「プレミアムTTフィット その2:木村さんのケース」(3月24日)
木村さんが受けたTTフィットについてはこちらをご覧くださいね:
「プレミアムTTフィット その2:木村さんのケース」(3月24日)
「今のところ、これといって修正したいところはないです。100km越えたあたりから動員する筋肉を少し変えたり、骨の当たり位置を変えるためシートポジションを少しずつ変えています。回せるペダリング感覚のままサドルの座り位置を後ろにずらしたとき、太ももの付け根がエッジに当り、それ以上後ろに着座できない状態になりました。基本ポジションに影響があまり出ないなら、もう数ミリうしろにシートをずらしてもいいのかな?という気がしています。 」
「あと欲を言えば、今の快適性を維持できる範囲で前方の投影面積を減らせるようにハンドルの位置を下げられるのかなあ。という欲望が出てきています笑」
フィッティングをきっかけに、ご自身のライディングスタイルの改革が進み、その方向での微調整のリクエストがありました。そこでフィッティング後のフォームに無理はないかの確認をしました。見てみると、無駄な力がかかっていないようだったので、リクエストをくんでの修正を行いました。
シテロサドルを後方に1cm引いて、ペダル下死点から遠くなった分だけ5mm下げました。するとペダリングが希望通りにしやすくなり、かなり好感触な様子です。同時に、バー&パッドが遠くなり、肘の適切な位置からズレてしまったので、バー&パッドも1cmづつ後退させました。ペダルに対して、サドルとバー&パッドが後ろに1cm平行移動した感じです。
ハンドルの位置を下げるのは、姿勢の保持が辛くなりやすいことと、ペダリングのスムーズさが失われることを考慮して今回は見送りました。今後、背中と股関節の柔軟性が向上した際に、再フィッティングを検討してもらうことにしました。
「背中のアーチを見ると歴然ですね。たしかに乗っていても、力のかけやすさ、乗りやすさも変わりました。ありがとうございます」
再調整を施し、実際にまた乗ってもらい、そして写真でフィードバックを確認してもらいました。いたくご納得して頂けました様子です。
このように、フィッティングをしたことで、さらに良い状態が見えてくることもあります。そのためにもフォローフィットの機会を有効に活用してもらえれば幸いです。必要に応じて、概ね1~3ヶ月で受けていただくことをお薦めしています。
お二方ともこれで不安なく、宮古島の本番に臨めるとのことです!
共に持てる最高のパフォーマンスを発揮して頂き、その感想をレース後に是非うかががってみたいと思います。
竹谷賢二
関連記事:
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「SPECIALIZED CHALLENGES YOU: スペシャライズドとタイムを競って豪華賞品をゲットしよう」 (4月10日)
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