お知らせ


【お知らせ】

スペシャライズド公式オンラインストアが2015年9月29日(火)午前10時にオープンいたします!

公式オンラインストアのURL: specialized-onlinestore.jp  

あわせて新しい公式ブログも同時にオープン。

新公式ブログURL:specialized-onlinestore.jp/contents/blog 

今後はこちらの新しいブログから、最新情報を定期的にお届けいたします。

2013年5月7日火曜日

第29回全日本トライアスロン宮古島大会レースレポート by 小松亮



こんにちは。スペシャライズド・ジャパンの小松です。
今年も宮古島を皮切りに、いよいよ2013年のトライアスロンシーズン開幕です。
今年の一番の目標は8月のアイアンマンカナダでKONAのスロットを獲得すること。カナダには日本人だけで、私より強い選手が既に3名エントリーしています。熾烈なスロット争いになると思います。

トライアスロンは自分との闘いと言われますが、KONAを目指す選手にとっては他人にも勝つ必要があります。その前哨戦が宮古島。自分より強い同年代の選手がやはり3名います。彼らに勝って表彰台に上り、カナダへの足がかりとなるレースとしたかった。。。。と、過去形になっていますので、結果は芳しくなかったこと一目瞭然です。

というのは、本大会、私は残念ながらバイク終了時点でリタイアしました。競技を続けていれば、常に良い結果ばかりとは限りません。いい時も悪い時もあります。ただ、結果が悪いときの自分の気持ちを書きとどめておくことも、今後に役立つと思い心を奮い立たせてレポートを執筆しております。

2か月ほど前より、ランの練習をするたびに踵が痛くなりました。当初はしばらくすれば治るだろうとほっておき、ラン練習をしても、練習開始から5分くらいすると踵の痛みも和らいできたので、大丈夫だと楽観視していました。しかし、4月に入り軽いジョギングをしても強烈な痛みに襲われたため、大事をとりレース前はランの練習を大幅に控えてきました。SwimBikeではなんともなく、普段の生活にも支障がないので、ぶっつけ本番でも何とかなるであろうと軽く考えていました。宮古で結果を出すために昨年11月よりトレーニングを開始し、SwimBikeに関しては4月にしては過去最高の仕上がり、今までの反省も踏まえランも相当強化し踵の爆弾を抱えているものの、心の中では結構自信がありました。



レース前日から、強風が吹き荒れ、明日のSwimはどうなるんだとうかと心配でした。当日もその強風は収まる気配なし。Swim会場を浜から眺めると沖は白波が立っています。また、浜から見てもSwimコースの1/3ほどは強烈な逆潮がはっきりみてとれます。私のように荒れた海でSwimの経験がある選手にとっては差を広げる絶好のチャンスですが、Swimを不得意とする選手にとっては安全にかかわる状況であったと言ってもよいかもしれません。心の中では荒れろ、荒れろと祈っていましたが、朝6時半大会主催者からラン(6.5KM)→ バイク(155KM) → ラン(42KM)のデュアスロンに変更になるとアナウンスがありました。

予想していたことですが、さすがに落ち込んでいます。前日は海も凪いでいたのですが...。
さて、気を取り直して第1集 団の前方でスタートを待ちます。最初のランはできるだけ抑えて脚を使わないようにと頭では理解しておりましたが、制御不能でスタートすると集団について いってしまいました。心臓には負担のかからないペースでしたが、なんとなく踵に違和感を感じます。やばいと思いながら、いつか痛みもとれるだろうと気持ち を切り替えるしかありません。



T1終了直後ランニングシューズを脱ぎ、数百メートル先のBikeの置き場まで裸足で走っていきます。踵が非常に痛く、左足をかばいながらの小走りになってしまいました。仕方ないですが、これがまずかったと思います。


私の周りにはあまりBikeが残っていません。やはり、SwimがないとBikeスタート時点でかなりのハンディとなります。スタートしてから強烈な向い風、気持ちがなえます。抜かしても抜かしてもBikeがいっぱいあるので、前のBikeをロックオンして、一気に抜かす、それだけを気持ちのよりどころとしてきました。時折強烈な風によりBikeが吹っ飛ばされそうになります。ただ、Bikeに乗り始めてから1時間くらいすると、踵が痛くなってきました。それでも、抜かす相手はたくさんいます。Swimがあれば、Bikeで抜かす必要のない選手も多くいます。東平安名崎の折り返し地点付近より益々踵が痛くなり、このまま痛みを我慢して走り切るべきかどうか自問自答するようになりました。前方に全くBikeが見えなく、一人ぼっちでいると余計その気持ちが強くなります。


登り坂ではダンシングすると踵に激痛が走り、右足だけでこぐような状況。2週目に入りまたまた向い風を浴びるとよけいに気持ちがなえます。ペダルを漕ぐだけでここまで痛いので、マラソンやったら踵の状態はもっと悪くなること明白です。順位を目指すトライアスロンは今年のアイアンマンカナダで最後にするつもりでいるので、これ以上状態を悪くさせることはできないと判断し2回目に池間橋を渡る際にBikeだけは終わらせてリタイヤしようと決断しました。そう決断してしまうと、残りのBike区間全力でがんばろう!!という気持ちもなえてしまいましたが。。。。


T2に戻り、Bikeからおりますが走ることができません。ゆっくり歩いて(周りの人はなんで歩いているんだろうと、不思議そうに見ておりましたが)BikeラックにSHIVを掛け、ランニングシューズに履き替えてマーシャルにリタイヤを告げます。Bikeのラップだけは計測したいとの旨伝えると、手前にあった計測ラインを越えてくださいとのこと。ピッと音が鳴り、私の宮古島レースが終了しました。初めてのDNF


第一ラン終了時は96位、バイク終了時は33位、バイクラップは29位でした。Bike終了時の順位は昨年の21位より大幅にダウン。。。


自宅に戻った翌日に病院に行きました。足底筋膜炎と診断されました。しばらくランニングはできないですね。ストレッチをしたりして、人一倍体のケアはしてきたつもりですが、ちょっとショックです。今後は怪我とも仲良く付き合いながら競技をしていかなければならないようです。カナダには間に合わせないといけませんが、焦りは禁物。禁物。


ゴールデンウイークは充電期間に充てて、その後再度、そして最後の挑戦をすることにします。

 


0 件のコメント:

コメントを投稿