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2010年12月13日月曜日

アースライドニュージーランド、馬場社長のメッセージ

スペシャライズド・ジャパンの馬場です。今回DJと共にこのツアーに参加しています。2日間で約200kmのライドは最高でした。初日に出発してから200km、ひとつも信号がありませんでした。全コース、車もたまにしか通らないし、大自然の中、私が海外で経験したライドの中でもNo.1かと思います。今回が第1回目のEarth Ride New Zealandで、まだ決定ではありませんが来年もありそうな様子。このツアー、ぜったいお勧めです!!


DJブログのおまけとして、ニュージーランド(NZ)に来て気付いた、自転車に関係する事・ない事のよもやま情報をお伝えします。

ニュージーランドでは自転車に乗っている皆がヘルメットを被っています。えらい!・・って、なぜかと言うと、法律で決まっているからです。それにはこういう経緯があるそうです・・・・「ニュージーランドでは自転車に乗る時に、ヘルメットの着用が義務となっております。こうなったのも、一人のお母さんの努力があったからです。 1986年。12歳のAaron Oaten君が自転車にのって学校へ向かった途中、車にぶつかり、コンクリートに頭をぶつけてしまいました。そして8ヶ月間意識を失ってしまい、意識を取り戻してからも障害者となってしまいました。脳がだめになり、体も動かなくなり、言葉もしゃべれなくなってしまったのです。 ヘルメットがあったら、脳を守ることができたのです。Aaron君のお母さんはこの事故後、ニュージーランドのあちらこちらの学校に出向き、ヘルメットの重要さを子供達に訴えてきたそうです。そしてついに1994年1月1日。ヘルメット着用義務付けが法律となりました。ヘルメットをかぶっていない人には35ドルの罰金が与えられるそうです。



世界でも、自転車に乗る際ヘルメットの着用義務が誰にでも(大人も)あるのは、他にオーストラリア、フィンランドなどごく限られた国だけです。アメリカは州によって異なりますが、弊社の本社があるカリフォルニア州では、18歳以下のみ対象です。日本も早くNZのようになれば、自転車乗車時の交通事故死や怪我が激減するのは目に見えているので、早くそうなれば嬉しいですし、弊社も微力ながら、関連する活動を行ってゆきます。

NZツアー初日は、南島最大の都市(全国で2番目)のクライストチャーチからスタートしましたが、その日、ツアー全員でのディナーの最中、近くの席に居たおじさんに声をかけられました。私がSPECIALIZEDのジャージを着ていたので、彼もバイクやヘルメットを使ってくれているそうで話したかったそう。彼はなんと地元カンタベリー大学の学長で、時々、日本の大学にも教えに行くとのことで、ここで私に会えたり、弊社スポンサーのこのツアーに参加している日本人に会えて、感激だったみたい。 同様に、その日にチェックインしたホテルの受付のおっちゃんにはいきなり「日本ではTarmacはいくら位するんだ?」と訊かれ、ちょっと会話して、「日本から安く買えないか?」(もちろんお断り)などと質問され、弊社製品にかなり詳しい人でした。 たった1日でこんな事が2回もあったので(日本では今だかつてありません)、NZでもこのような状況なのだから、日本でももっともっと強いブランドになれるはずと再認識した次第です。

2日間で200kmのライドが終わっての宿泊は、NZの最高峰(富士山とほぼ同じ高さの)マウント・クック(マオリ語では、「雲を突き抜ける山」を意味するアオラキ。ほんとにその名前らしく、とんがっています)の麓にあるホテルです。ザ・ハーミテージ・ホテルといって、けっこう有名です。ホテル内に、世界で初めてエベレストに登った「ヒラリー卿」のミュージアムがあります。もちろん彼についてはいろいろ知っていましたが、ニュージーランド人だということを忘れていました。彼はここらへんで登山のトレーニングを行っていたので、このミュージアムがある訳です。NZでは本当に尊敬されている人のようで、一昨年亡くなりましたが、生前から$5紙幣の図案になっていて、そういう人は世界的にも稀とのこと。

皆さんよくご存じのように、NZの隣にあるオーストラリアには、世界中でそこにしか生息していない動物がたくさん居ます。カンガルー、コアラなどなど。ちょっと調べたら、オーストラリアに居る動物の90%近くはそこにしか住んでいない種類なんだそうです。それではNZはどうなっているかご存じですか? NZにはオーストラリア特有の動物に近い種類はほとんど居ません。それはなぜかと言うと、NZは1億年くらい前にあったゴンドワナ大陸から分離して長期間、大陸と隔たっていたため、独自に進化したここにしか居ない動植物が多く(特に魚類やキーウィなどの鳥類)、オーストラリアとはぜんぜん関係ないそうです。

それでは、ここらで失礼します。

馬場

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