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2010年5月21日金曜日

【レースレポート】クムサンジンセンアジア ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ

 
チームクムサンジンセンアジアの福島 晋一選手より
ツアー・オブ・ジャパン(5/16~5/23)第4ステージ 南信州ステージのレースレポートが届きました!

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第4南信州ステージ

今日は遅過ぎたか…
天候は小雨がちらつく天気だがあまり気にならない。
気温も低くない。
会場についてからは多くの人に声をかけていただくが、ゆっくり対応できない状態で慌ただしくスタートラインに並んだ。

レース序盤、真っ先にユーギホンがアタックして香港のイーホン選手と逃げ始めた。
乗り遅れたカザフが積極的にアタックする。
昨日乗り遅れて集団を引いた反省からだ。
バスに対応してもらい、バス選手も追撃に乗っていった。
前は10人、2人乗せているクムサンとしては最高の展開だ。
集団はラファチームを中心にペースアップ。
後で聞いたら前の逃げもデローザやラファの選手が引いていなく、逆に登りでアタックをするという嫌な展開になっていたようだ。
残り3周になっていよいよ終盤になり、慌ただしくなっている。
一度、アタックがかかり、自分はひとりで前に追いついた。
その時に今日は調子がいいと思った。
後はどこで飛び出すか?
残り2周では遠い。1周では近すぎる。ほかの選手のアタックを待ってカウンターで行こうなどと考えているうちに、
下りに入るところでアタックがかかった。
デローザ、日本鋪道など主要なチームが入るのを確認して自分も動いてみた。
後ろの集団からわずかなリードを奪う事に成功した。
最終回の上りに入る。
長い登りだが4分の1ほどで全身の力を込めてアタックした。
頂上までただひたすらペダルを踏んだ。
振り向くと香港の選手が単独で追ってきている。
2人で協力して、ガンガン行った。
下りきったヘアピンカーブで集団が追ってきているのが見えた。
近い、でも行くしかない。
残り1kmのコーナーを先頭で入った。
そこで香港の選手が微妙に遅れていた。
自分は一瞬踏んでみたものの、彼の後ろに入った。
残り800m、彼の陰に入って先頭交代を拒否。
自分の頭にはステージ優勝しかなかった。
残り300m、後ろが近かったので自分がらスプリントをかけたが彼をまず先行させることに成功!
残り200m、ここからというタイミングで後ろの5人の集団のスプリントに飲み込まれてしまった。
かろうじて、香港のイーホン選手は抜いたが4位でゴール。
優勝した真理のガッツポーズを後ろから見ることになってしまった。

とにかく、がっかりしたことと応援してくれた人に申し訳ない気持ちでいっぱいであったが、ブースには多くの人が来てくれた。
レースは難しい。
残り1kmまでは完ぺきな展開だった。
そのまま全開で踏み続けて、残り500mでけん制をすればよかったのかもしれない。
安に、「なんでなんども振り返ったの?香港の選手は振り返らなかったよ」と言われた。
あのまま踏み続けていれば、たとえスプリントで負けて2位でもレースリーダになっていた。
確実に勝ちたいという気持ちが強すぎて、大きなチャンスを逃してしまった。
この教訓を生かして、まだ選手活動を続けようと思います。
こういう人間臭いところが、自転車競技の面白さかもしれません。

今は総合1位の鈴木真理選手から12秒差の総合5位につけています。
明日の富士山頑張ってきます。
 

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