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2010年5月24日月曜日
【レースレポート】クムサンジンセンアジア ツアー・オブ・ジャパン 第5ステージ
チームクムサンジンセンアジアの福島 晋一選手より
ツアー・オブ・ジャパン(5/16~5/23)第5ステージ 富士山ステージのレースレポートが届きました!
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第5富士山ステージ
今年からマスドスタートになった富士山ステージ。
自分にとっては有利に運びそうだと思っていたが、なかなかきつかった。
スタートからブリヂストンアンカーなどのチームがペースアップ。
出来るだけ足を回して対応する。
スタート1kmを過ぎたところで、トップ集団はすでに20人。
自分もそこに難なく残れたので、落車やポジション争いの心配は無用だった。
3kmまでは直線的な一定こう配。
そこからはアップダウンが始まる。
そこまでトップで行きたかったが、3km手前でカザフと日本鋪道を中心にペースアップ。
自分は第2集団になってしまう。
第2集団でトップを見ながら一定ペースで登る。
香港のイーホンが、一定ペースで引いてくれた。
自分は遅れそうになったが、彼から離れると一気に失速しそうなので必死について行く。
そのうち彼も力尽きた。
なんだか、自分のために引いてくれているようなペースだった。
登りながら、そう言えばツールドコリアで彼がリーダーだった時に一度、一緒に先頭を引いて助けたことがあった。
そのお返しをしてくれていたのかもしれない。
さて、残り5kmに入りこう配はきつくなる。
カザフ2人とサレルノ(デローザ)が先頭で彼らは見えない。
第2集団は佐野、ガロファーロ(日本鋪道)、マイケルマシュー(ジャイコ)、狩野(ブリヂストンアンカー)。
その4人が常についたり離れたりしながら喘ぐ。
ガロファーロは細かくペースアップしたりし失速したり忙しい。
自分は出来るだけ一定ペースを心がけて走るが、マイケルと狩野はだんだん離れてきた。
残り2kmになり、自分はガロファーロと一緒にペースアップ。
急こう配でガロファーロとついた差を平地で追い付いて、さらに先頭を引いた。
残り200mで最後の急こう配、ガロファーロは総合で1秒自分に遅れている。
絶対アタックしてくるのは分かっていたので、彼のアタックに反応して、カウンターで抜き返してゴール。
ステージ6位トップのサレルノからは、3分遅れでゴールした。
後で聞いたが、サレルノはジロの山岳ステージで活躍するようなクライマーらしい。
2位と3位はカザフ。自分は総合で3分10秒遅れの5位。
自分の前にいるのは、大阪のタイムトライアルでぶっちぎりで優勝したマイケルマシューだ。
彼は登りも登れるスプリンターだ。
1990年生まれの20歳。将来世界のトップで活躍する選手になるだろう。
超パワフルだ。
今日は修善寺のサイテルに泊っているが、飯が足りなかったのか、自分のチームの余ったカツフライも彼が食べていた。
明日は修善寺ステージ。
距離は97kmと短いが十分タフなコースだ。
最後にきつい展開を望んでいる。
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