カヴェンディッシュのような平地勝負のスプリンターがすべてにおいて空気抵抗を減らす必要があるのは分かり易い。でも平地に比べて低速になりがちな上り坂が主戦場であるコンタドールも、エアロダイナミクスを気にしなければならないのでしょうか?
クリス・ユーが挙げる理由として:
「まず、コンタドールはすごいスピードで坂を登ります。空気抵抗を考慮しないといけない速度で、頂上を目指すのです」
「次の理由は、登坂直前の数キロの争いが、坂を登るときと同様に大切だからです。また、登りステージ中だけでなく、例えば前日の平坦ステージでの疲労蓄積を避ける必要もあります。ほんの少しの空気抵抗の増減でも、数時間後、数日後、そして1週間後ともなるとそれは決定的な違いになります」
ヒルクライマーは機材の軽量化に集中しがちですが、やはり空力性能も考慮する必要があるんですね。
ちなみに、風洞実験施設で空気力学上優位なポジションを出しますが、数ヵ月後ヨーロッパのヴェロドロームでインドア・テストをします。そして、さらにそのあとより実戦に近い環境を走り、細かいポジション調整をするそう。ウインドトンネル内ですべて完結するわけではないんですね。
[参照元:Cycling News]
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