年始のお手入れアドバイス ①シューズのケアについて
「ダイヤル動作がしぶい…」
BOAダイヤルを頻繁に作動させると動作がしぶくなることがあります。このような際はワイヤーにシリコンスプレーを塗布するようBOA社は推奨しています。 参考URL: http://ja-uc.boatechnology.com/sites/default/files/pdfs/Care_and_Maintenance_Instructions-S1_0.pdf
また、巻き取り部分に余分なワイヤーが絡まり、動きがしぶくなっている場合もあります。このような場合はダイヤルをマイナス方向へ回してワイヤーを解除し、写真のようにワイヤーに適度なテンションを与えて初期化します。初期化後、再度ワイヤーを巻き取ると、スムーズになることがあります。
内部のラチェットの劣化が疑われる場合は要交換となります。モデルイヤーごとに搭載しているダイヤルが異なりますので、くわしくはお近くの正規ディーラーへご相談ください。
「ヒール交換で歩きやすく!」
バイクシューズを履いて、いざライドへ! コンビニへ入った際や、ちょっとした移動の時に転びやすかったり、バランスが悪いと感じることはありませんか? このような際はかかとの滑り止め「ヒールラグ」が減っている疑いがあります。
特にロード用では軽量化のためにラグが小型化しており、減りが早い傾向にあります。ラグが極端に減るとアウトソールにキズが付きやすくなります。まさに転ばぬ先の杖、バイクに乗る前に怪我をしては元も子もありません。早めの交換をおすすめします。
モデルごとに交換の可否、補修部品が異なりますので、お近くの正規ディーラーへご相談ください。
「フットベッドのヘタリは定期交換しましょう」
スペシャライズドのバイクシューズはペダリングの出力を最大限にするために、フットベッド(インソール)にアーチサポート機能を備えています。フットベッドの凸カーブによって土踏まずを持ちあげることにより、出力と快適性を確保する働きをもちます。
この働きが失われるとパフォーマンスにも影響することがあるので、密着感が低くなってきたら交換の時期が疑われます。シューズを供給している契約選手で愛三工業レーシングチームの伊藤雅和選手によると、昨年は約7000kmの走行で交換したとのこと。
みなさんも年に一度はフットベッドを取り出してチェックしてみてはいかがでしょうか。