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2010年5月4日火曜日

【レースレポート】クムサンジンセンアジア ツール・ド・コリア 第9-10ステージ

チームクムサンジンセンアジアの福島 晋一選手より
ツール・ド・コリア(4/22~5/2)第9-10ステージのレースレポートが届きました!
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第9ステージ

今日も晴れてヤンヤンの海が輝いている。
こんな朝は早起きして肝がんを散歩でもしたら気持ちいいのだが朝は目いっぱい寝て、7時半の起床と同時に朝食だ。

毎年のことなのだがこのステージは秋刀魚のかば焼きが出る。
朝のレパートリーが少ないなかで好物が出るから思わず食べてしまう。

そして、このステージは毎年いきなり登る。
そこで、さんま味ののげっぷが出て2度おいしい。
ではなくて、後悔するのだ。
そう思いながら控え目に2切れだけ食べたが、効果てきめんだった。

スタート後、チームメイトが逃げたので追っている選手にびたづきで抑えていたら後ろがついてきていなくて逃げの乗ってしまった。
リーダーがジェリーベリーなのでの折での激しいバトルは好まない。
だったら、この逃げは行かせるはずでそうしたらこっちも差を開いて一定ペースで登れるはずだと、7人で登り始めた。とはいえ海岸の高さから1100mまで登る。
結構な登りだ。

2分の差が開いたが山頂では後ろからソウルシティーのゴンがアシストを連れて3人で追い付いてきた。3人目はうちのチームの登りのエースヒョンミン。
ゴンについてくるとはたいしたものだ。

さて、下りきったところで集団は7人。
クムサンが3人、ソウルが2人、チャンピオンシステム、イランが一人ずつ。
このまま、差を一手に開こうと頑張ったら追撃に追い付かれ、そこでペースが鈍ったところをリーダーに追い付かれてしまった。
カウンターで逃げたが、そのカウンターでユーギホンが乗った逃げがいく。
できればが2人載せたいので単独でアタックしたが決まらない。

その時、またヒョンミンが単独でアタック、追い付いた。
彼はスラッチレースのアジアチャンピオン
スピードがある。
2人乗ったので安心して抑えられる。
差は5分まで開いた。

最後の上りで総合上位が最後のアタックに出てペースアップ。
集団との差は一気に詰まったが、集団から3人だけが逃げ切った。
うちからのユーギホンが残ったが3位。

優勝はソウルのゴンがステージ2勝目。しかし、彼も総合では9分遅れている。
後ろの集団は25人まで張ったがそこの頭はなんと自分がとってステージ4位。
チームメイトが逃げていたのでアタックしないで大人しくしていたら集団の頭が取れた。
スプリンターに転向を考えた一日でした。

今日はすべての逃げに複数人数を乗せ続けられた。チームとしての動きは最高に良かった。

明日は最終ステージ。
50kmだが最後にきつい登りだがある。
TVの全国生中継があるらしい。
積極的に行きたいと思う。


第10ステージ

最終日はもったいないほどの快晴のもと行われた。
今までは恐ろしく短いクリテであったが、今回は恐ろしく短い50kmのソウルの街を縦断するコース。最後にはナクサンと言う山を登って下りてゴールだ。

山頂ゴールだったら面白かったのだが…
TVの中継もあると言う事でスタート前からみんなやる気満々!
これは簡単には決まらないなと読んだその読みが見事に外れて、一発目のアタックが決まって逃げ切ってしまった。
これだからロードレースは恐ろしい。

ジェリーベリーは捕まえなくてもいいという事もあって、途中からチャンピオンシステムマックスにクムサンから自分とゴンが混じって追うはめになってしまった。
それで、その山で今度はソウルのゴンがアタック!
公園の中の上りは意外に長くきつく、集団は20人ほどに減る。
リーダーが遅れた。
これはチャンスとばかりに総合上位の選手が必死に先頭を引く中で、リーダーは単独で追い付いてきた。

残り5km。
自分は前に4人が逃げていることを忘れて、残り2kmでユーギホンがアタックした時に必死になって抑えたがユーギホンも捕まり、集団の6番手、ステージ10位でゴール。
ステージは香港の選手が優勝して、日本人として唯一逃げの乗っていたジャパンナショナルの内間選手は残念な4位。
本人は相当悔しそうだった。

こうしてツールドコリアは幕を閉じて、最初から積極的にレースをコントロールしていたジェリーベリーチームが4人でリーダーを守り切った。総合3位には西谷選手が入った。

自分も寒さに凍えた一日以外は調子も良くて、体調もしり上がりで終えることができツアーオブジャパンに向けていいコンディションです。
クムサンは団体総合が5位で韓国のチームの中で一番良かったので地元では小さな町のチームがソウルに勝ったとずいぶん騒がれています。
自分としてはステージ4勝と山岳賞を取ったソウルの方がいい成績だと思うのですが、ここは郷に入れば郷に従えで、素直に喜んでおきます。(ローカルチームの賞金が高かったので…)

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