ツール・ド・フランス2015 ステージ17を3位で終えたEtixx Quickstepのリゴベルト・ウラン。1級山岳アロス峠で見せた卓越したダウンヒルスキルが、ウランを表彰台へと導きました。ステージ優勝したシモン・ゲシュケからは1分1秒の遅れでした。
「実際、逃げ始めるまでにずいぶん時間がかかった。ステージ序盤、集団先頭にいるために、かなり体力を消耗したんだ。簡単ではなかったよ。1級山岳の上り、つまりシモン・ゲシュケが飛び出していったところだけど、そこで頑張ったのが報われたのかな。ラファウ・マイカ(TCS)やティボ・ピノー(FDJ)がどう動くのか、様子をみていた。ダウンヒルでは、ギャップをうめようとしたけれど、遅すぎたね。おめでとう、ゲシュケ。
3位という結果には満足。もちろん、常にステージを勝つために戦っているんだけどね。このステージは本当にハードだった。そして、この後に続くステージも、少なくとも同じくらい厳しい。もちろん簡単ではないけれど、リスクをとって逃げ集団に入り、ツール最終週に何ができるか試してみるよ」
―リゴベルト・ウラン
一方、ステージ17で大きくタイムを失ったのがTinkoff-Saxoのアルベルト・コンタドール。総合首位のクリス・フルームとのタイム差は6分40秒となり、総合順位は5位となりました。
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2015年7月23日木曜日
2015年7月19日日曜日
#TDF2015:ステージ14 レポート
ツール・ド・フランス ステージ14を5位で終え、ポイント賞争いでのリードを広げたティンコフ・サクソのペテル・サガン。当ステージのクライマックス、ラ・クロワ・ヌーヴでの戦いを振り返りつつ、続くステージ15について話しました。
「最終局面はとても厳しかった。10%以上の勾配が3㎞も続くんだ。中間スプリントで20ポイント稼いだのは良かったけれど、とても忙しいものだったよ。誰もが先行したかったようだけど、なんとかポイントを確保できた。全体的には良い日だったけれど、ポイント賞争いはまだ終わっていない。まだ、7ステージあるからね。
今日は、ラ・クロワ・ヌーヴをできる限り速く上ろうと決めていた。結果には満足しているよ。クライマーたちは麓から加速していったけど、自分のペースを守って上れば、もしかしたら最後に彼らを捕まえるチャンスもあると考えた。もちろん、勝ちたかったよ。でも、今日のような上りは僕とって簡単じゃないんだ。
ステージ15を念頭に走っていたので、逃げ集団に入るつもりはなかった。でも、中間スプリントもあったので、逃げに加わる決断をした。エキストラポイントも獲得できた。明日も頑張るけれど、僕はスーパーマンじゃないからね。明日はどんな感じになるかな。疲れているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。もちろん、僕たちはベストを尽くすよ」
― ペテル・サガン
ステージ14終了後、首位を走るクリス・フルーム(SKY)に対してタイムを失ったアルベルト・コンタドール。紙一重の勝負を幾たびも勝ち抜いてきた英雄は、あくまで前向きにレースに臨みます。
「タイム差が広がってしまったけれど、満足している。積極的にアタックを狙うこともできた。タイムを失ったしまったし、パリも近いけれど、ツアーの終わりというにはまだ早い。この先も、素晴らしいレースができる希望はある。
「最終局面はとても厳しかった。10%以上の勾配が3㎞も続くんだ。中間スプリントで20ポイント稼いだのは良かったけれど、とても忙しいものだったよ。誰もが先行したかったようだけど、なんとかポイントを確保できた。全体的には良い日だったけれど、ポイント賞争いはまだ終わっていない。まだ、7ステージあるからね。
今日は、ラ・クロワ・ヌーヴをできる限り速く上ろうと決めていた。結果には満足しているよ。クライマーたちは麓から加速していったけど、自分のペースを守って上れば、もしかしたら最後に彼らを捕まえるチャンスもあると考えた。もちろん、勝ちたかったよ。でも、今日のような上りは僕とって簡単じゃないんだ。
ステージ15を念頭に走っていたので、逃げ集団に入るつもりはなかった。でも、中間スプリントもあったので、逃げに加わる決断をした。エキストラポイントも獲得できた。明日も頑張るけれど、僕はスーパーマンじゃないからね。明日はどんな感じになるかな。疲れているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。もちろん、僕たちはベストを尽くすよ」
― ペテル・サガン
ステージ14終了後、首位を走るクリス・フルーム(SKY)に対してタイムを失ったアルベルト・コンタドール。紙一重の勝負を幾たびも勝ち抜いてきた英雄は、あくまで前向きにレースに臨みます。
「タイム差が広がってしまったけれど、満足している。積極的にアタックを狙うこともできた。タイムを失ったしまったし、パリも近いけれど、ツアーの終わりというにはまだ早い。この先も、素晴らしいレースができる希望はある。
2015年7月13日月曜日
#TDF2015:ステージ9 レポート
時計との戦い、チームタイムトライアルに挑んだステージ9。BMCが28㎞を32分15秒で走りステージ優勝。ティンコフ・サクソが28秒遅れで4位、アスタナが35秒差で5位、エティクス・クイックステップが45秒遅れで7位となりました。
チームTTを終え、アルベルト・コンタドールは総合5位へ。総合1位のクリス・フルームからは1分3秒の遅れです。
ジロ・デ・イタリア最初の休息日は、体調も把握できていたし、自信があった。いまは、ちょっと分からないかな。ツールの序盤、ライヴァルたちが見せるキレが、僕には足りない。ツール全体を見わたしたとき、彼らの輝きが特別なものじゃなかったと思えればいいね。調子次第で、攻めていくよ。訪れるすべてのチャンスを、ものにしないといけない」
― アルベルト・コンタドール
ペテル・サガンは総合順位が4位となり、フルームからは38秒の遅れ。引き続きグリーンとホワイトのジャージーを着用します。チームTTの結果は100%満足なものではなかったものの、続くステージへ向けての意欲を示しました。休息日を前に、ツール第1週を振り返ります。
「いつも本当に短く感じてしまうんだけれど、休息日はありがたいね。しっかり回復して、どうやってタイムを取り戻すか考えたい。最初の9日間には、概ね満足しているよ。とても面白いツール・ド・フランスになっている。ステージ優勝できていればもっと良かったけれど、まだチャンスはあるからね」
―ペテル・サガン
2014年のツールでは圧倒的な強さを見せたヴィンチェンツォ・ニバリは、現在総合13位。フルームからは2分20秒と遅れをとっています。今のところ総合上位には、山岳ステージのエキスパートが決して多くないので、順位の変動もあるでしょう。ピレネーを舞台に、第2週だけでも4つの山岳ステージがあります。ニバリの動きに期待できそうです。チーム全体の士気が下がることはありません。アスタナのチーム・マネージャーは、以下のようにステージ9とツール第1週を振り返ります。
「BMCから30秒遅れなら、悪くないさ。火曜日からは、また戦いが始まる。第1週はとても厳しく、実にストレスフルだったけれど、今日もまた1歩前に進んだんだ」
―ジュゼッペ・マルティネリ
タイムトライアルの雄、トニー・マルティンを欠いたエティクス・クイックステップは7位でステージを終えました。現在、リゴベルト・ウランが総合6位、ズデネック・シュティバルが総合10位となっています。
「トニーがいないにしては、良い結果だったと思う。彼がいればもっと良かっただろうけど、それでも結果には満足さ。しっかり走れていたし、そこまで差をつけられたわけじゃない。
僕自身、ツール第1週はハッピーなものだ。僕の目的はチームのために働き、良く使ってもらうことだ。今のところ良くやれていると思う。火曜日からは、まったく別のツール・ド・フランスが始まる。どうなるだろうね。ツールが始まるときにも話したけど、毎日をこなしていくだけさ」
― リゴベルト・ウラン
ステージ6で落車し、鎖骨を骨折したトニー・マルティン。無事に手術を終え、病室からチームを見守ります。
「テレビでレースを見た。アップ・ダウンがあるコースだったけれど、速く走れていたよ。チームはそれほどタイムを失わなかった。誇りに思うよ。
みんなはレースを良く理解し、素晴らしいスタートを切って、最後まで走りぬいた。もちろん、僕も一緒に走りたかった。チームメイトが苦しんでいるのに何もできないなんて、これ以上辛いことはない。続く2週間、仲間にとって最高のレースになることを祈っているよ」
― トニー・マルティン
関連記事: #TDF2015:ステージ8 レポート(2015年7月12日)
#TDF2015:ステージ7 レポート(2015年7月11日)
2015年5月12日火曜日
ジロ・デ・イタリア2015、開幕
ジロ・デ・イタリアはサイクルロードレース最大級の祭典「グランツール」となると必ず、独特の持ち味を醸し出してきました。
美味しい食事やワインに、有名ブランドの洋服や自動車とほぼ同じだけ価値を見出すこの美しく情熱に溢れた国において、そのファンたちの情熱がジロを頻繁に体現します。それは、勇敢な者の地位を高め、徹底的に戦い抜いた者を祝福するレースなのです。ジロで勝てば、お酒を買う必要はなくなります。イタリア人としてジロで勝てば、国民的英雄となるのです。アルベルト・コンタドール、リゴベルト・ウラン、そしてファビオ・アルーにとって、2015年のジロ・デ・イタリアはグランツールの始まりを意味します。皆勝ちたいのは一緒ですが、各自のモチベーションは異なります。ある名高い王者は、さらなる栄光を求めます。ある国民的英雄は、2014年はあと一歩のところで総合優勝を逃しています。勝利に飢え、才能に溢れたある若手ホープは、同胞からの期待を背負って前進しています。これら3選手には、ある共通の目標があり、それはジロ・デ・イタリアでの優勝です。
リグリア海ののどかな海岸沿いからスタートし、その道中では伝説が生まれ、精根を使い果たし、王者の座に輝きながら、ミラノ大聖堂の尖塔が落とす影の中でゴールします。各選手にとって、モチベーションと集中が最重要です。3週間に渡るレースから生じるストレスやそれが求めるものを耐え抜くには、内なる炎が掻き立てられていなければなりません。彼らを焚き付けるものはそれぞれ異なるかもしれませんが、ジロというストーリーとしてのレースにおいては、勝利への欲望は共通しています。それでは、彼らのストーリーを見ていきましょう。
「ジロは特別な魅力のあるレースさ。ここのファンたちの情熱は、世界のどこを探してもここにしかないんだ」
- アルベルト・コンタドール
美味しい食事やワインに、有名ブランドの洋服や自動車とほぼ同じだけ価値を見出すこの美しく情熱に溢れた国において、そのファンたちの情熱がジロを頻繁に体現します。それは、勇敢な者の地位を高め、徹底的に戦い抜いた者を祝福するレースなのです。ジロで勝てば、お酒を買う必要はなくなります。イタリア人としてジロで勝てば、国民的英雄となるのです。アルベルト・コンタドール、リゴベルト・ウラン、そしてファビオ・アルーにとって、2015年のジロ・デ・イタリアはグランツールの始まりを意味します。皆勝ちたいのは一緒ですが、各自のモチベーションは異なります。ある名高い王者は、さらなる栄光を求めます。ある国民的英雄は、2014年はあと一歩のところで総合優勝を逃しています。勝利に飢え、才能に溢れたある若手ホープは、同胞からの期待を背負って前進しています。これら3選手には、ある共通の目標があり、それはジロ・デ・イタリアでの優勝です。
リグリア海ののどかな海岸沿いからスタートし、その道中では伝説が生まれ、精根を使い果たし、王者の座に輝きながら、ミラノ大聖堂の尖塔が落とす影の中でゴールします。各選手にとって、モチベーションと集中が最重要です。3週間に渡るレースから生じるストレスやそれが求めるものを耐え抜くには、内なる炎が掻き立てられていなければなりません。彼らを焚き付けるものはそれぞれ異なるかもしれませんが、ジロというストーリーとしてのレースにおいては、勝利への欲望は共通しています。それでは、彼らのストーリーを見ていきましょう。
「ジロは特別な魅力のあるレースさ。ここのファンたちの情熱は、世界のどこを探してもここにしかないんだ」
- アルベルト・コンタドール
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