2015年5月1日金曜日

最高峰のロードバイクタイヤ、S-WORKS TURBO がさらに進化。新型タイヤの発表です。

[photo]クフィアトコフスキーが2014年ロード選手権を勝ったとき使用したのが新型S-WORKS TURBOタイヤのプロトタイプでした

ロードバイク用タイヤは近年、そのサイズ(幅)は広くなっていく傾向にあります。空気圧を下げられるワイドな形状なら、よりしなやかに走り、反応性に富み、多様な路面状況に対応できます。

S-WORKS TURBOタイヤは、転がり抵抗、グリップ、耐パンク性能といった、決戦用タイヤに求める条件を最高水準で満たすレーシングタイヤであることは間違いありません。

このタイヤにさらに改良を加えた新型S-WORKS TURBOタイヤを発表します。


この新型S-WORKS TURBOタイヤは、2014年のレースシーズンからプロトタイプとして実戦投入されており、サポート選手が挙げた多くの勝利を支えてきました。



以下は、この新型S-WORKS TURBOタイヤが、今日までに収めた戦歴の一部です:


  • ニキ・テルプストラ ― パリ~ルーベ2014
  • ヴィンチェンツォ・ニバリ ― ツール・ド・フランス2014
  • アルベルト・コンタドール ― ブエルタ・ア・エスパーニャ2014
  • ミハウ・クフィアトコフスキー ― ロードレース世界選手権2014
  • マーク・カヴェンディッシュ ― ツアー・オブ・デュバイ2015
  • ズデネク・シュティバル ― ストラーデ・ビアンケ2015
  • ミーガン・グアナー ― ストラーデ・ビアンケ・ウィメンズ2015

これらをはじめ、トップレベルのレースでその性能を発揮してきました。

彼らのフィードバックをふんだんに取り入れ開発しているTURBOタイヤは、日本国内でも、たくさんのライダーにご愛用いただいています。この新型「S-WORKS TURBOタイヤ」は、さらにパワーアップしています。


上のグラフはタイヤが転がる際に失われるエネルギーをワットに換算したもの。もっとも優秀な他社製品から、SW TURBOはさらに約2ワット低い13.8ワットを記録しました。新型S-WORKS TURBOタイヤの転がり抵抗がとても低く、速いタイヤであることを表しています。



コンパウンドはこちらでご紹介した「S-WORKS TURBO コットンタイヤ」同様に、DUAL-COMPOUND GRIPTON(デュアル・コンパウンド・グリップトン)を採用。コーナーリング時に路面に接するサイド部分と、直進時に重要となる中央部分では、コンパウンドに求める性質も異なるため、それぞれの役割に最適なブレンドのコンパウンドを配置しています。

また、ケーシングの間にもれなくラバーをしみこませた「S-WORKS TURBOケーシング」によって耐久性も高く、路面の凹凸に繊細に順応する、しなやかで速いタイヤに進化。この画期的な設計によって、少ないケーシング数でもより優れたスピード性能や乗り味、耐久性を実現しています。

耐パンク性能においても、この新型S-WORKS TURBOは進化しています。実験の結果、「貫通する力」に対する防護性能は、比較対象より30%も高い数値を計測。「切る力」に対しても同様に向上しています。


近年、より速く、よりスムーズに走るために、レーシングタイヤの幅は広くなっていく傾向にあります。

「じゃあ、どれほどの太さが良いの?」というご質問をいただくことがあります。

もちろん、まずは走るコースのコンディションやライダーの好みが最優先です。そのうえで、トッププロやアマチュアライダーからのフィードバックや様々な実験結果をふまえると、スペシャライズドは24mmから26mmをおすすめします。

走るルートの路面状況にあわせたタイヤのサイズ選びは重要です。荒れていれば、太目のものを、逆にスムースな路面ならば細めを選びたいところ。

「パリ~ルーベ」など、ひどい悪路を走るクラシックレースなどでは、トッププロレーサーは28mmという、かなり幅広なタイヤを使用することもあります。タイヤが太くなればエアロ性能や重量に影響がでますが、その点もある意味楽しみながら、タイヤチョイスをしたいですね。

新型S-WORKS TURBO タイヤの入荷情報は、お近くのスペシャライズド取扱店舗までお問い合わせください。

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